AUTOBACS GPR Karting Series OKクラス Rd.3を優勝したPONOS HIROTEX RACING 熊谷憲太のマシンをチェックしよう。フェスティカサーキット瑞浪で行われた第3戦決勝ヒートでの彼のベストタイムは44.869秒で、これはヒート内でのファステストラップ。下位を2.7秒引き離す独走を見せた秘密を探ろう。シャーシはKR、エンジンはTM、タイヤはDUNLOP DGM。 シートはGrayHoundの高反発ソフトなRS3で、それをかなり後方に寝かせて設置。そこにシート背中の低い位置にEXGELパッドを引くことで尻を前方にずらし、更に低重心に仕上げつつ前後左右の重量バランスに気を使っている。ステアリングボスは黒色だがTriple Kの可変式。ステアリングシャフトストッパーは上下ともにコラムから離した位置に装着し、シャーシの動きを作っている。ウエイトは背中と腰、股裏、太もも裏の低い位置に設置。データロガーはAlfano6。ホイールはKR純正のAMV。キャブレターはTillotson。NEW Lineのラジエーターもかなり低く傾けて搭載される。 フロントハブは純正で、トレッドは10mmのカラーが1枚だけと少し狭め。アライメントアジャスターはキャンバー、キャスターともに標準位置。フロントスタビライザーは取り外されている。車高はスペーサーをナックルの下に1枚、上に2枚の位置に調整。 スプロケットはTriple K AKIRA。リアハブは純正で、トレッドは目測1400mm。ベアリングホルダーはTriple K製のスペシャル品を使用。車高はセンターだが、ベアリングホルダーの固定ボルトが下側の4本のみとなっており、ネジ穴位置の都合か、あるいは意図的な剛性コントロールかどうかは不明だが上側の固定ボルトが撤去されている。サブシートステーは左右ともに未装着。センターベアリングも装着されていない。リア周りはかなりシャーシがしなるようにセットアップされている。 https://paddock-gate.com/15548/