AUTOBACS GPR Karting Series Cadetsクラス Rd.7を優勝したPONOS HIROTEX RACING 横山輝翔のマシンをチェックしよう。フェスティカサーキット瑞浪で行われた第7戦決勝ヒートでのベストタイムは53.987秒。これは森谷永翔のファステストラップ(53.867秒)から0.106秒落ちだったが、安定感のある走りで激しいバトルを制した。シャーシはKR、エンジンはYAMAHA KT100SEC、タイヤはDUNLOP SLJ。 シートはJECKOを後方に、傾けて装着している。ウエイトは主に背中左側にまとめられるが、左腰と太もも裏にも装着。同じくフェスティカサーキット瑞浪で行われた第3戦からウエイトの位置が変更されて、若干重心が後方に移動しているか。ジュニアペダルキットでペダル位置を後方に移設し、ステアリングコラムは黒染めされたTriple Kの可変式を採用。ステアリングシャフトストッパーは下側のみに装着。ホイールはテクノマグネシウム。データロガーはAlfano 6。 フロント車高はナックル上にカラーが2枚、下に1枚にセット。第3戦ではショートハブを使っていたが、今回はTriple K製の長めのフロントハブ+20mmスペーサーでトレッドを調整。キャスターは若干立て、ネガティブキャンバーが強めに付けられている。ネガティブキャンバーとロングハブから、コーナリング中のフロントタイヤへの入力を増やす目的があるか。タイロッドはナックル後ろの内側に装着。 エンジンマウントはTriple K スライドマウントで、リアスプロケット&スプロケハブはTriple K AKIRA。Cadets定番の長いエキゾーストジョイントが取り付けられている。リアハブはショートで、そこに10mmのハブストッパーが左右ともに追加されている。車高は標準位置。