GPR KARTING SERIESにて行われる2024年 全日本カート選手権の最高峰OK部門。ここに年間参戦を表明した、OKカテゴリーに初挑戦する9名のドライバーにインタビューを実施しました。それぞれのドライバーが感じるOKマシンの特徴や、今シーズンの目標とそれに向けて努力していること、そして各々のライバルとは。
#13 佐藤 佑月樹 YAMAHA MOTOR Formula Blue
今までとOKクラスの差
特に高速慣らし中に急にアクセルを離すと燃料がカットされてエンジンが焼けてしまうので、アクセルの離し方が大事だと思っています。また走り方も、車が完全に前を向くまではアクセルを踏まないように、横に滑らないようにしなければなりません。X30まではもう少しラフでも良かったのですが、OKはシビアです。
今年の目標
OK 1年目でチャンピオンを目指したいです。そのためにはメカニックさんとのコミュニケーションや、ロガーを読んでくれる朝日ターボ選手とのコミュニケーションを大事にしています。自分の走りのどこが悪くて、どのように改善すべきかを考えています。
ライバル・目標とする人
中井陽斗選手や吉田馨選手が目標です。
#14 武藤 雅奈 YAMAHA MOTOR Formula Blue
今までとOKクラスの差
OKはハイパワーでハイグリップです。X30までは雑でも良かったところを我慢して、車をまっすぐ走らせないといけません。タイヤをいたわらないとレース後半のタイム落ちも激しいので、マネジメントが大変です。
今年の目標
目標はチャンピオンを取ることです。モビリティリゾートもてぎでは大丈夫なのですが、APGでが最後のセッションで集中力が切れてしまうことが多いので、集中力を切らさないことを意識してトレーニングを行っています。
ライバル・目標とする人
目標としているのは鈴木斗輝哉選手で、元気でかっこいいドライビングスタイルが好きです。ライバルはまだいませんが、OKに出ている人はみんな速いです。開幕戦で自分の立ち位置が把握できると思うので、そこからライバルを見つけたいです。
#15 春日 龍之介 YAMAHA MOTOR Formula Blue
今までとOKクラスの差
FS-125までと違って体力がきつく、またTTで一発タイムを出すときの間合いが取りづらいです。難しいところも多いですが、今までのどこのカテゴリーと比べても圧倒的に速く、1位になる難易度も高いので、すごく楽しいです。
今年の目標
目標はOKのチャンピオンになることと、TGR-DCのスカラシップを獲得することです。それに向けてシミュレーター試験対策として家でシミュレーターをしたり、トレーニングマシンを使っての腕や脚の筋トレをしています。環境づくりという意味で、学校で良い成績を取れるように勉強も頑張っています。
ライバル・目標とする人
OKに出ている人は皆ライバルですが、佐藤蓮選手が目標です。OKに出場していた頃の佐藤蓮選手のように、毎戦優勝する勢いで今シーズンを戦っていきたいです。
#18 中井 悠斗 TEAM EMATY
今までとOKクラスの差
去年までのX30との差で一番驚いたのはスピードです。その次にグリップ力の高さにも驚きました。OKはとにかく速いです。
今年の目標
今年は1年目ですが、優勝はもちろんシリーズチャンピオンを目指しています。そこに向けては、僕は腕の筋肉が足りていないのでそこを重点的にトレーニングしたり、カートのことを日々考えたりしています。
ライバル・目標とする人
兄の中井陽斗が別のチーム(TEAM WOLF)から同じクラスに出場しているので、兄に負けないようにしたいです。
#21 田崎 脩馬 Vitec Racing
今までとOKクラスの差
OKは今までよりもスピードが速く、体の負担が大きいのでとても苦戦しています。
今年の目標
チャンピオンを目指しています。それに向けてまずはマシンに慣れて、自分のスキルを上げていけるように頑張っています。
ライバル・目標とする人
同じチームでスピードのある酒井仁選手が目標です。
#22 岡澤 圭吾 Vitec Racing
今までとOKクラスの差
キャブレターに関してはシビアだなと感じることは多いですが、これまでと比べてもマシンに大きな違いは感じていません。
今年の目標
チャンピオンを目指しています。そのために去年よりトレーニングの量を増やして努力しています。
ライバル・目標とする人
目標としている人はいません。
#44 酒井 龍太郎 ミツサダ PWG RACING
今までとOKクラスの差
OKは今まで乗ってきたどのクラスよりも速いです。タイヤの特性やグリップレベルも違い、X30やMAXともまた違う感触で、特別な価値を感じます。
今年の目標
今年はシリーズチャンピオンを取るのが一番です。チャンピオンが取れたら史上最年少になるので、それを目指してチームの方々と一緒に努力をしています。タイヤの使い方などが今までと全く違うので、どうすればよりうまく走れるのかを探して、ライバルとの差を埋められるように頑張っています。
ライバル・目標とする人
一番勝ちたいと思っているのは三村壮太郎選手です。ベテラン選手に勝つことを目標としています。
#55 一宮 總太朗 MOMOX KART RACING
今までとOKクラスの差
スピードが速く、走っているメンバーも違うのですごく楽しいです。
今年の目標
1年目でも頑張ってチャンピオンを取りたいです。そのために日々体を鍛えるなどのトレーニングをしています。
ライバル・目標とする人
同じチームの岸風児選手はライバルだと思っています。