9月18日、ついに2016全日本カート選手権SUGO大会の決勝日がやってきた。昨日の夜からしとしとと降り続き、今もなお降っている雨は路面をしっかりと濡らしており、本日は終日雨のレースとなりそうだ。 <img class="aligncenter size-medium wp-image-2104" src="https://paddock-gate.com/wp/wp-content/uploads/2016/09/14390744_1171988806192291_2747992041437071852_n-600x338.jpg" alt="14390744_1171988806192291_2747992041437071852_n" width="600" height="338" /> さて、昨日のタイムトライアルの時点でも雨天の可能性が浮上していたため、ほとんどのチームでレインタイヤの準備をしていたが、BS陣営を見ると今までに見たことのない新しいトレッドパターンを持つレインタイヤがピットに置かれていた。 <img class="aligncenter size-medium wp-image-2103" src="https://paddock-gate.com/wp/wp-content/uploads/2016/09/IMG_5505-600x400.jpg" alt="img_5505" width="600" height="400" /> センターに配置された縦溝、そしてサイドウォールへつながる横溝という構成は、<a href="https://paddock-gate.com/1456/2/">茂原や瑞浪で使用されたBレイン</a>と変わりがないが、Bレインに比べると横溝の数が倍近い本数になり、またその横溝もより角度がついているように見える。 [caption id="attachment_1464" align="aligncenter" width="600"]<img class="wp-image-1464 size-medium" src="https://paddock-gate.com/wp/wp-content/uploads/2016/06/IMG_1673-600x400.jpg" alt="IMG_1673" width="600" height="400" /> 先日の記事でBレインと呼称したBSのレインタイヤ[/caption] 溝が増えた分だけ発熱量が増え初期グリップの向上が図られているのだろうが、現在のところ今季のBSレインタイヤは耐久性に難があるように思われる。少なくとも瑞浪の時点では、BSのレインタイヤの性能が一番劣っていると言わざるを得ない。そのあたりをこの新型レインタイヤはコンパウンドなどを合わせてうまく改善してきているのだろうか。 筆者が入手した情報によると、この新型以外にももう一つ別のスペックのレインタイヤがBS勢には用意されているらしい。これから行われるレースでどちらが投入されるのかはまだわからないが、BSタイヤの進化に期待したい。