注意事項
今回の記事には多くの推測が含まれ、またそれの根拠の正確性が低い。このことを念頭に置いたうえで以下の内容を読み進めてほしい。
レーシングカートにおけるシートポジションの重要性
この世に数多あるモータースポーツの中で、レーシングカートはドライバーの身長や体重に左右される割合が比較的高いカテゴリーだと考えられる。例えば2016年の全日本カート選手権KF部門であれば、ドライバー込みでの最低重量は158kgであり、ドライバーの体重を55kgとすると重量のおよそ1/3をドライバーが占めていることになる。また車体そのものの重心高も極めて低いため、重心高を左右させる一番の要因がドライバーであることも間違いない。このように、ドライバーによってマシンの重心位置が変化するものはバイクが挙げられるが(バイクの場合は「ライダー」だが)、FRP製のバケットシートが備え付けられているレーシングカートでは、バイクほど走行中に自由なフォームを取ることはできない。すなわち、レーシングカートの重心位置はドライバーとシートポジションの相関関係によっておおよそ決定づけられる、ということだ。