金曜日
太陽がさんさんと照り付けまさにカート日和といえた6月2日の金曜日練習走行。多くのチームは木曜日から走行を重ねており、それによると#20澤田が好調でおそらくトップタイムであろうという話だった。本庄サーキットはそのコースレイアウトからタイヤメーカー間の差が出にくいと考えられていたが、実際にその通りで各社ともタイム差がほとんどなく36秒半ばでタイムが揃っているようだ。しかしスリップストリームによりコンマ2~3はタイム変動が見込まれるため、単純にタイムで見比べるのは難しい。午前中に調子がいまいちだと話してくれた本庄では全戦優勝の#85佐藤は午後になり調子を取り戻したようでトップタイムと思われる36秒2を記録。また終盤に#30小川が36秒フラットを記録したとの情報。それ以外では36秒4~6の間で全員のタイムが収まるようだ。
少し気になる情報も入ってきた。最高速度がDL勢のほうがBS勢よりも3km/hほど異なるようで、しかしタイムは変わらないことからコーナーで稼ぐBS、ストレートで伸びるDLという状況になりつつある。さらに我々が調べた限りではDL勢のほうがBS勢よりもリアスプロケットが2丁前後大きいく、BSのほうがDLよりもタイヤ外形が小さいことが明確に見えてきた。コースレイアウト的にどんなにタイヤが減りにくいとはいえこの違いがレースの結果にどのように効いてくるのか。
土曜日
OKクラスは本日第1予選まで行うスケジュールであるために、朝一番の8時半から走行が開始。昼間に比べるとはやり路面温度も低く若干埃っぽくなるため36秒後半のタイムが目立つが、その中でも#17野中が36秒前半でトップタイムらしくBS勢のほうが若干タイムが出ているような印象。YH、DLは昨日とタイムがあまり変わらないことからBSのほうが気温変動にタイムが影響しやすいのか。
また昨日から耳に入ってきていたが、今回のようなストレートが長いコースでは低速トルクに強みを持つTMは若干不利なようで、TMとIAMEを1台ずつ登録しているドライバーのほとんどはIAMEを搭載している。最後の練習走行となる2本目では路面がかなり重たくなってきたようで、特に最終コーナーでバタつくマシンがちらほらと表れてきた。この状況ではYHは少し苦しいように見えるが、どうアジャストしてくるのか。
レースはこの後13時55分から公式練習、15時10分からABグループ分けにてタイムトライアル、16時45分から第3戦予選が行われる。
MYLAPS Speedhiveでのリアルタイム配信
今回の本庄サーキット大会は、普段全日本カート選手権のタイムをリアルタイム配信を行っているRaceLiveでの配信はなく、MYLAPS Speedhiveでの配信が予定されています。お間違えの無いようにお願いいたします。