YH「来年は今年以上に成果を出せる」【2017全日本カート選手権:鈴鹿サーキット】

2017年の全日本カート選手権を語るとき、ヨコハマタイヤの活躍を抜きにすることなどできないだろう。昨シーズンの最終戦で悲願のドライコンディションでの表彰台を獲得し、SUGOでは開幕戦に苦しみながらも第2戦は4位入賞、その後も激闘を繰り返しながら、もてぎの第8戦では最終ラップまでトップ争いをして見せた。レインコンディションとなった最終戦ではこれまで誇っていたレインコンディションでの優位性が失われつつあるようも思えたが、天候に左右されないパフォーマンスを発揮できるようになってきたことは紛れもない事実である。最終戦終了直後のヨコハマ陣営は、来年に向けての熱い闘志を燃やしていた。

Paddock Gate 藤松楽久:鈴鹿大会はあいにくの雨になりましたが、台風の接近により非常にコンディション変化の激しいレースになりました。昨シーズンのSUGO以来の雨中決戦でしたが、どのような印象を抱きましたか?

YOKOHAMA 三好雅章:この土日を通して見ていくと、ヨコハマのレインタイヤは雨が少ない時に他社に劣っていることがはっきりと出ました。逆に雨量が多い時は劣っていることもなく、まだまだ戦えるポテンシャルがありました。ただ、雨が降っている状態だと問題がなかっただけに、悪いところが明確に見えた印象が大きいです。

藤松:三好さんは今年、昨年までの内藤さんからカートのタイヤ開発を引き継ぎましたが、2017シーズンのヨコハマタイヤは急成長を遂げましたね。

三好:そうですね。一つの結果として、三村壮太郎がシーズンをシングルランキングで終えられたことというのが、我々にとってよかったことです。これはヨコハマが成長できた、結果が付いてきたと証明できるものだと思います。しかし実際のところしっかりと戦えていたか?と言われれば、まだ戦えていないと考えています。去年やその前までに開発してきたベースがあり、それをうまく使ってちょうどよく伸びるタイミングにありました。去年まで培ってきたものに間違いはなかったですし、昨シーズンの最終戦でドライで3位を獲得できたことで方向性を見出すことができました。もてぎや鈴鹿ではそれなりに戦えたと思いますが、シーズンを通してはまだまだです。

藤松:特に本庄や瑞浪では伸び悩んでいたような印象があります。

三好:瑞浪に関してはもう少しできたかなと思っているのですが、やはり最初のSUGOや本庄あたりでは苦しかったです。後半にかけて結果が付いてきたことは良かったです。

藤松:もうすでに来年に向けて動き出しているかと思いますが、シーズン後半の伸びを見ると、来シーズンはもっといい結果を残せそうですね。

三好:来年に向けてはしっかり開発できる感触があります。タイヤ開発の流れなども掴んだのでそれらをしっかりと生かしていきます。いいところは伸ばし、悪いところは直して、伸びしろをうまくつかんでいくことがメーカーとして大事なことだと思います。非常にいい方向が見えているので、そこをオフシーズンテストでしっかりと試し、来年の開幕戦に備えたいです。来年は今年以上に成果を出せると思っているので、楽しみにしていますし、頑張っていきます。

関連情報

関連記事

広告

Facebook

ページ上部へ戻る