【2018全日本カート本庄】OK第4戦【決勝】

本庄大会最後のスケジュールとなるOK第4戦決勝は15:50にスタート。じりじりとした強い西日が差し込み、風は涼しいものの日なたにいるだけで肌が焼けるようだ。

隊列は若干早めのスピードでローリングしホームストレートに突入、そしてレッドシグナルが消灯した。ホールショットを決めたのは#23佐々木大樹で、後ろには#3名取鉄平、#44水野皓稀、#2野中誠太、#4朝日ターボ、そして10番手スタートの#12森山冬星がジャンプアップしていた。最後尾スタートの#1佐藤蓮はコーナーを曲がるたびにごぼう抜きで順位を上げていく。2周目に#3名取鉄平が#23佐々木大樹を1コーナーでかわしたが、翌周には再び#23佐々木大樹がトップに立つ。そこで距離を詰めた#44水野皓稀が6コーナーで#3名取鉄平をかわし一時2番手に立つが、すかさず最終コーナーで#3名取鉄平が順位を取り返した。その後ろでは#12森山冬星が#4朝日ターボをかわし、さらに#2野中誠太はトラブルのためかペースが上がらず順位を落としていき、やがてコース上でストップしてしまった。

7周目の時点で隊列はトップの#23佐々木大樹から等間隔に#3名取鉄平、#44水野皓稀、#8高橋悠之、#12森山冬星、#4朝日ターボの順となる。第二集団は#20井本大雅が先頭で、その後ろには#7三村壮太郎、#1佐藤蓮、#81山田杯利が続く展開。この第二集団の中でYOKOHAMAタイヤを履く2名のペースがよく、#7三村壮太郎と#1佐藤蓮は#20井本大雅をかわすと、8周目の1コーナーで#1佐藤蓮がチームメイトをかわして第二集団の先頭となる7位に浮上した。トップの2台はテールトゥーノーズ状態となり、9周目には#3名取鉄平がトップに立った。どうやらストレートスピードは#3名取鉄平のほうに分があるらしく、ここからトップ2は順位を入れ替えることなく3番手以下をじわりじわりと突き放していった。7・8番手を走る#1佐藤蓮と#7三村壮太郎のペースは良く、逆に6番手の#4朝日ターボ、そして9番手の#20井本大雅は徐々に隊列から離れて単独状態となっていく。第二集団の先頭となった3番手の#44水野皓稀は12周目に#8高橋悠之にかわされ4番手となり、順位を取り戻すタイミングをうかがっていたようだったが、16周目の3コーナーで刺し返し3番手に戻ってきた。トップ8はそれぞれ36.5~36.6秒でラップしていく中、#8高橋悠之と#12森山冬星が18周目に#44水野皓稀をパス。さらに#12森山冬星は20周目の3コーナーで#44水野皓稀とともに#8高橋悠之をかわし3番手にまで上がっていた。それと同時に#1佐藤蓮と#7三村壮太郎が#4朝日ターボに追いつき、6コーナーでパス。この2台は一気に前の#8高橋悠之までの距離も詰め、第2集団は6台となった。この中で明らかに余力を持っていたのは#7三村壮太郎だ。第2集団がバトルをしているうちに、トップを独走する2台が動き始め、21周目の3コーナーでこれまで12周もの間#3名取鉄平の後ろにピタリとつけていた#23佐々木大樹がトップに立つと、23周目の6コーナーでは#3名取鉄平が刺し返す。さらにその後ろでは5番手の#8高橋悠之が#44水野皓稀に3コーナーでインを刺した。すかさずクロスラインをとった#44水野皓稀だったが、この立ち上がりで遅れてしまい#7三村壮太郎、#1佐藤蓮の2名にかわされてしまい#44水野皓稀は7番手までドロップダウン。

ラスト2周、隊列はトップ2の#3名取鉄平と#23佐々木大樹が大きく後方を突き放し、第二集団となる#12森山冬星、#8高橋悠之、#7三村壮太郎、#1佐藤蓮、#44水野皓稀はそれぞれ飛び込むには若干距離がある状況。少し離れて#4朝日ターボという並びになった。そしてラストラップに突入したとたんに#23佐々木大樹が動いた。1コーナーで#3名取鉄平のインをつくと、続く3コーナーで#3名取鉄平が刺し返す。#3名取鉄平は6コーナーでトップを死守すべくイン側を抑えると、#23佐々木大樹が立ち上がり重視のラインをとりシケインに向け並びかけようとする。しかし鼻の差でシケイン、そして最終コーナーに先に飛び込んだのは#3名取鉄平。#23佐々木大樹は直線の伸びにかけ、最終コーナーを抜けた瞬間に#3名取鉄平の右側に並ぶが、先にチェッカーを超えたのは#3名取鉄平。わずか2/100秒差での勝利であった。

結果、#3名取鉄平が今季初優勝。2位に#23佐々木大樹、3位にルーキー森山冬星が今季初表彰台に乗った。以下#8高橋悠之、#7三村壮太郎、#1佐藤蓮、#44水野皓稀、#4朝日ターボの順でチェッカーを切った。#7三村壮太郎はフロントカウルがずれていたため10秒ペナルティとなった。

1位 名取鉄平

ベストを尽くしたレースでした。その点に関しては満足です。正直なところレースの途中までは佐々木大樹に負けると思っていたのですが、この本庄サーキットはストレートが多いため、タイヤが多少厳しくてもスリップでついていくことができました。もしこれがSUGOだったら勝てなかったでしょう。去年の経験を生かすことのできたレースだったと思います。

今年は僕にとって最高峰カテゴリー参戦3年目となりますが、これまでシリーズ3位しかとったことがありません。もうゼッケン3番はいりません。欲しいものはチャンピオン以外にないです。ここで満足せず2連勝・3連勝を勝ち取り、絶対にチャンピオンになります。

2位 佐々木大樹

名取鉄平をかわしたタイミングが少し早かったかもしれません。このコースはスリップが効くので、序盤に前に立ったタイミングではマージンを築けるかな?と思ったのですが、実際には名取鉄平もそこまでタレていなかったので離せませんでした。最終ラップのヘアピンでもアウトからまくれるとは思ったのですが、チャンピオンを考えるとそこでリスクを背負うことはなく、そもそもこの最終ラップまでに勝ちを決められなかったことに原因があるなと考え、無理はしませんでした。最終ラップで無理をせずに勝てるレースができなかったことは反省点です。

マシンのポテンシャルは高かったですし、チーム、そしてBRIDGESOTNEの目標はチャンピオンの奪還です。次戦の茂原は僕は出場できないですが、SUGOは得意なサーキットなうえに本庄のようにスリップやレース展開に左右されるサーキットではないので、速さを見せつけたいです。反省点はありますが、4戦連続で表彰台に乗っていること、そして今回の2位には満足しています。チャンピオンの奪還に向け着実にポイントを積み重ね、そして最終戦の鈴鹿で攻め切れるように走っていきます。

3位 森山冬星

反省点としては、早めにペースを上げられなかった点があります。もしそれができていれば、もっと早いタイミングで水野皓稀や高橋悠之をオーバーテイクすることができましたし、もしかすればトップ2にも追いついたかもしれません。TTや予選で無理・無駄が多く、また自分自身のラップタイムは予選ヒートから全く上がっていないので、この決勝ヒートまでにグリッドを上げられなかったことが敗因です。

逆に良かった点としては、スタートで順位を上げられ、さらにレース中にタイヤマネジメントをできたことにありました。次戦以降のレースではTTから1位をとって、ポールトゥウィンを決め、チームやメカニック、監督に勝利を捧げたいです。

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