こう言っては何だが、全日本カート選手権OK部門における最近のDUNLOPはちょっとマズイ状況にある。具体的には2017年8月の瑞浪大会から不穏な空気感が漂い出し、今年になってそれが顕著になった。そう、例の大径タイヤの採用が全ての始まりだ。レギュレーションの限界近くまで大径化されたタイヤはやはりいくつかの問題を抱えているようで、今年の開幕戦もてぎ大会では皆木駿輔の活躍こそあれ、本庄ではタイヤブロー、そして茂原ではブローを嫌ったのが裏目に出たのか、多くのDUNLOPユーザーはグリップ不足に悩まされていた。