【2019全日本カート茂原】OK第6戦 決勝ヒート

OK第6戦28周の決勝ヒートは予定通り16時ちょうどにスタートした。先ほどの予選の終盤とほぼ同じような雨の降り方をしており、また風も時折強く吹いている。トップがけん制し合いながらローリング隊列が組まれ、1台もかけることなくレースが開始された。

今回は完全に読みを当てた#7朝日ターボが好スタートを決めホールショットを獲得。2番手に#43皆木駿輔、以下#17高木悠帆、#23新原光太郎、#21井本大雅が続く。スタートを決め#7朝日ターボとともに#43皆木駿輔をホームストレート上で挟み込んだ#5高橋悠之は2コーナーで出遅れ6番手、その後ろは#27伊藤琢磨となった。トップ2はスタート直後からハイペースで走行し、2周目の時点でそれぞれ単独となっていく。その後ろの3番手争いは、#23新原光太郎が8コーナーで、#21井本大雅が最終コーナーで#17高木悠帆をパス。7番手の#27伊藤琢磨は前方からは距離が生まれ、第二集団のトップという形となっていた。また同周回の8コーナーで#8山田杯利がストップ、再スタートを図るも大きく出遅れたため、排除端が提示された。3周目にいったんは#5高橋悠之に順位を譲った#17高木悠帆だったが、翌周には再び5番手に復帰。ここまでのレースから#5高橋悠之が食らいついてくるかと思われたが、今回はくらいついていくことができず、7周目あたりから徐々に離されていった。

一時は後方を大きく離した2番手の#43皆木駿輔だったが、6周目あたりからじわりじわりと3番手#23新原光太郎が近づいてきた。8周目には#43皆木駿輔、#23新原光太郎、#21井本大雅の3台による2番手争いが形成された。が、ここで#21井本大雅が最終コーナー~1コーナーにかけ#23新原光太郎に仕掛けパスすると、同時に#43皆木駿輔がペースを取り戻し、再び後方を突き放し、それどころか距離が離れていたトップ#7朝日ターボとの差を詰め始めた。また11周目には#23新原光太郎と#21井本大雅がバトルを開始し、そこに#17高木悠帆も参戦。好機を見つけた12周目の最終セクションで2台を交わし一気に3番手に浮上した。さらに13周目についにトップ#7朝日ターボの背中を捉えた#43皆木駿輔は、その勢いのまま最終コーナーで#7朝日ターボのインをついた。すかさずクロスラインを取った#7朝日ターボだったが、鼻先でこらえた#43皆木駿輔がホームストレートにかけて横並びになり、そしてついにトップに返り咲いた。

15周目、トップの#43皆木駿輔は安定して走っているが、#7朝日ターボは若干足元を取られるようにふらつきながら走っている。その後ろの#17高木悠帆は後方とのマージンを築き始め、4番手以降は#21井本大雅、#23新原光太郎、#5高橋悠之、#20堀尾風允、#22渡部樹、#10冨田自然の順でそれぞれ単独に近い形で走っている。トップ#43皆木駿輔はこの時点でラップタイムが45.5秒。2・3番手は45.9秒でラップしており、ここからおよそコンマ3~4ほど速いペースでぐんぐんと後方を突き放していく。これゆえ19周目から後方のBS・YH勢へ次々と排除旗が提示されていく。22周目、7番手を走行していた#20堀尾風允が#5高橋悠之の背中を捉え、3コーナーでかわし6番手に浮上。また23周目からは2番手#7朝日ターボと#17高木悠帆の距離がじわりじわりと近づいてきた。25周目には#7朝日ターボの背中を捉えた#17高木悠帆だったが、どうやら速いポイントがそれぞれ異なるようで、特にタイトコーナーの立ち上がりで#7朝日ターボに離されるため、パッシングに至ることができない。26周目には8コーナーでトラブルか黄旗が提示され、これが最終ラップまで解除されなかったため抜きどころが一つ失われた状態となる。トップ#43皆木駿輔は後方をホームストレート一本以上突き放す完全独走態勢で、2番手争いも拮抗状態。その後方もそれぞれ単独という状態でチェッカーが振られた。

結果は、#43皆木駿輔が圧倒的な速さで優勝を決め、2位は#7朝日ターボ、#17高木悠帆はあと一歩が届かず3位。以下#21井本大雅、#23新原光太郎、#20堀尾風允、#5高橋悠之、#22渡部樹、#10冨田自然、#33水野皓稀、#44佐藤凌音、#2佐々木大樹、#11木内秀柾となった。

1位 皆木駿輔

スタートは今週初めて読まれてしまいました。むしろ今までがうまくいきすぎてた部分があるのかなと思います。いつかやられるだろうとは思っていました。レース序盤は2番手でしたが後方が離れたので落ち着いて走ることができました。正直なところ心の揺らぎや焦りはありましたが、絶対にトップを抜けると信じて走っていました。前半は苦しかったですが、集中しラインを探っていました。ここでは一時は朝日ターボの走りを真似したりもしたのですが、どうも彼のラインはワイドすぎて自分にはあっておらず、また後方も近づいてきたので、そのあたりから自分の走りに切り替えて走ったところペースが回復しました。ですのでセッティング的に後半に振ったわけではなく、単純に自分のペースが後半にかけて朝日ターボよりも速かったため、あのタイミングで抜くことができたのだと思います。水しぶきがすごかったので掲示板が見えず、後方のタイムなどが分からなかったのですが、本庄の時と同じく後ろを気にしても仕方がないと考え、ただひたすらに走っていました。途中周回遅れが出てきたときにはヒヤッとする場面もありましたが、自分のベストを尽くし、最後まで生き残ってゴールしようと考えていました。

今回は勝つなら今しかないと思いながらスタートを切りましたし、今後の自分やチームのためにもやれることをすべてやりつくしたいという思いがありました。シーズン後半戦も、絶対に勝つという強い思いを持って、ベストを尽くして戦います。

2位 朝日ターボ

ローリングの段階から車の雰囲気が良かったので、絶対に決めてやろうという思いがありました。レース前には、もしスタートがうまく決まれば序盤からプッシュし、できなければ周囲の様子を見ながら戦おうと考えていましたが、理想通りのスタートを切ることができたのは良かったです。車の特性上レース序盤はいいだろうと考えていたのですが、実際自分が考えていた以上にペースが良かったです。タイムの掲示板を見ながら走っていたので、中盤から皆木駿輔のペースが良いことは把握していたのですが、後ろを見ていなかったので、なかなか抜かれないなと不思議に思ったほどです。ただ今週は皆木駿輔が非常に速かったので、この結果自体は想定していた通りでした。車的には予選よりも決まっていましたが、あのペースが今の限界だったかなと思います。

茂原は今シーズンの運命の分かれ目と思って挑みましたが、どうにか踏みとどまることができました。ただこれはSUGO、茂原と続いてきます。次戦のSUGOまで3か月あり、その間には強くなるチャンスもいただくことができました。速さや強さをもっと磨き上げて、10月に帰ってきたいです。

3位 高木悠帆

車の方向性として長くペースをキープできるようなセッティングを施していたので、特に序盤は我慢を強いられる部分があったのですが、そこに自分が対応しきれませんでした。そのせいでタイヤを使いすぎてしまい。終盤の勝負所で力を発揮できませんでした。それが朝日ターボに迫れなかった原因です。しかし決勝レース中はこれまでの自分の固定概念を消して、いろいろな走りを試しながら走ることができました。

今週は今年のOKレースの中で最も良い結果を得ることができました。これまでOKは、最高峰クラスでスペシャルタイヤやハイパワーエンジンという考えにとらわれ、あまりにも物事を複雑に考えすぎていた面がありました。そのため足元が見えていなかったのですが、今回は基礎をしっかりと抑えるように意識したところ、このような結果が付いてきました。またチームで一丸となることの大切さも学ぶことができました。これからの後半戦も、サクシードスポーツ全体でより一つとなって、チーム全員で戦っていきたいです。

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OK第6戦17周の予選ヒートは予定よりも8分遅れの11:58にスタートした。午前中と比べると徐々に風が強くなってきており、雨量も増加している。グリッドはTTの結果に戻り、29台がコースイン。

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