【2019全日本カートSUGO】OK第7戦 決勝ヒート

OK第7戦28周の決勝は9:40からスタート。朝の時点で濡れていた路面は公式練習によりダンプはありつつもライン上はほぼドライとなり、全車がスリックをチョイス。最後までタイヤを持たせるマネジメント能力が試されるコンディションだ。ローリング中に#16廣岡陸勢がストップしてしまいDNSとなったため、30台によってレースがスタートした。

レッドシグナルと同時に前に出たのは#2佐々木大樹。ポールスタートの#34渡会太一は出遅れをどうにかしようとこらえるが、そこを#8山田杯利が抜け出す。3番手#34渡会太一の順位死守によりトップ2が早くも抜け出した。さらに4コーナーでは5台程度が絡む多重クラッシュが発生し、数台がリタイアとなる波乱の展開で幕が開けた。2周目の時点で隊列はトップから#2佐々木大樹、#8山田杯利の2台が単独、3位以下は#34渡会太一、#12森山冬星、#24古谷悠河、#92小高一斗、#43皆木駿輔、#33水野皓稀の順となる。トップ#2佐々木大樹は序盤から後方を一気に引きはがし、4周目の時点で2番手#8山田杯利に対して2秒のタイムギャップを形成。さらに3番手#34渡会太一は前に向けペースを上げている。この時8番手を走行していた#33水野皓稀だが、4コーナーでエンジントラブルかスローダウンしてしまい、リタイアとなってしまった。

全車このダンプコンディションに対して様子を見ているようにも見えたが、6周目に#43皆木駿輔が#92小高一斗に対し1コーナーでインをつき6番手に浮上。この時#43皆木駿輔のタイムはトップよりも早く、全体的に見てもDL・YH勢が優勢になりつつあるようだ。その後ろ8番手争いは8周目に#7朝日ターボが#27伊藤琢磨に対し1コーナーでインを刺した。4コーナーで返す#27伊藤琢磨だったが、#7朝日ターボはクロスを取り8番手に浮上した。6番手#43皆木駿輔は前方に向けぐんぐんと接近し、10周目に前を行く#24古谷悠河に仕掛けた。4コーナーから仕掛けた#43皆木駿輔だったが、これに#24古谷悠河は対抗。ラインを交差させながらサイドバイサイドを繰り広げるが、7コーナーで#43皆木駿輔が5番手に浮上した。また11周目には3番手#34渡会太一が前の#8山田杯利に追い付き2番手に上がる。#8山田杯利は苦しくなってきたか食らいつくことができない様子だ。12周目には#7朝日ターボが#92小高一斗と#24古谷悠河を一気にパスし6番手に浮上。#43皆木駿輔とともに前を行くBS勢に対し追い上げをかけていく。

15周目。トップ8はそれぞれ単独に近い状態となる中、9番手争いが激化。この先頭に立っていた#44佐藤凌音に対し#77奥住慈英が8コーナーで並びかけ9コーナーでパス、YHタイヤを履く#77奥住慈英はこの集団の中ではペースが良く、集団を抜け出し前方へ接近していく。さらに16周目に#27伊藤琢磨が4コーナーで#44佐藤凌音をパス。#10冨田自然も続き、#44佐藤凌音は12番手までドロップした。17周目には#77奥住慈英が#24古谷悠河に追い付き、5コーナーでパス、8番手に浮上した。#24古谷悠河は苦しいか18周目には後方に飲み込まれ、5コーナーで#27伊藤琢磨に、7コーナーで#10冨田自然にかわされた。#10冨田自然はペースが良く19周目には#27伊藤琢磨をかわし、さらに一度は抜け出した#77奥住慈英にも接近、20周目の8コーナーで8番手に浮上した。

さて20周目に入ると上位集団に動きが出始めてきた。5番手を走る#43皆木駿輔と#7朝日ターボの距離が詰まり、また#43皆木駿輔も前の#12森山冬星に接近。21周目の4コーナーで#43皆木駿輔が#12森山冬星のインを刺すと、すかさず#7朝日ターボも続く5コーナーで#12森山冬星をパス。#7朝日ターボはそのままの勢いで#43皆木駿輔に対し7コーナーでインに入り、一気に4番手に立った。#12森山冬星は前の2台に食らいつこうとするが、徐々に離されていく。その後方では23周目に#10冨田自然が#92小高一斗を7コーナーでパス、7番手に立った。

トップ#2佐々木大樹は完全に単独となっているが、2番手#34渡会太一、そして3番手#8山田杯利に対し、#7朝日ターボと#43皆木駿輔がじわじわと近づいていく。25周目に一気に#8山田杯利と後ろの2台との差が詰まり、26周目の4コーナーでトレイン状態で#8山田杯利をパス。#8山田杯利は行き場を失ったかアウト側にタイヤを落としてしまい、前方との距離が離れてしまった。さらに同時期に#34渡会太一もペースが落ち、#7朝日ターボと#43皆木駿輔との距離がぐっと詰まった。27周目の4個^なーで先ほどと同じく2台が同時に#34渡会太一を交わし、上位の順番ははトップ#2佐々木大樹、離れて#7朝日ターボ、#43皆木駿輔、#34渡会太一となる。#34渡会太一も同じく前の2台にはついていくのが、難しいようで距離が離れていく。

最終ラップ。2番手争いの2台は完全にテールトゥノーズとなり、#7朝日ターボは微妙なブロックラインで#43皆木駿輔をけん制。タイヤの限界が近いかきわどい動きを見せる2台だが、8コーナーで#43皆木駿輔が決死の飛び込みを行う。しかしクロスを取った#7朝日ターボが9コーナーに向けイン側を死守。

そしてチェッカーが振られた。トップは独走で#2佐々木大樹、2位#7朝日ターボ、3位#43皆木駿輔、以下#34渡会太一、#8山田杯利、#12森山冬星、#10冨田自然、#20堀尾風允、#23新原光太郎、#21井本大雅となった。

1位 佐々木大樹

雨上がりのコンディションで後半厳しいだろうと考えていたので、前半逃げ切りを決行し、作戦通りに組み立てられたので良かったです。序盤他のBS勢よりもペースが良く抜け出せたのは、やはり経験やタイヤの温め方などにアドバンテージがあったと考えます。最初の3周でレースはほぼ決定しました。しかし5周目あたりからエンジンが息継ぎをするような症状が現れ始め、ペースに影響するものではありませんでしたが、最後まで壊れないようにケアする必要が出てきました。無事に最後まで走れてよかったですが、次のレースに向けてちゃんと直さねばなりません。

途中で微妙に後方との距離が詰まったこともありましたが、これは単純にこちらがペース配分をしていただけ、逃げようと思えばいつでも逃げられました。DL勢が上がってくるだろうと考えていましたし、実際に上がってきたのもわかっていましたから、とにかく後半のタイヤがなくなる状況に対して準備していたのが、最後までペースを落とさず逃げ切ることができた要因です。ダンプ路面に対するテストを今朝の公式練習で行ったこともよい結果に繋がりました。

午後に向けては気温が下がり、なおかつ新品タイヤの投入で路面にラバーが乗るので、BSにとって優位な状況になると思います。雨上がりのコンディションでなければ午後のほうがよりいいレースができるのではないかと思っています。

2位 朝日ターボ

勝負所はスタートで、ここでどこまで順位を上げられるかがカギでした。オープニングラップの時点でトップが逃げたので、優勝するのは難しいだろうと感じましたが、周りとの状況を見るとBS勢が後半タレるのは確信できたので、そこまで待って一つ一つ順位を上げていきました。

予想では3~4位フィニッシュだろうと考えていましたが、それ以上に2番手3番手のペースが最後にぐっと落ちました。最後の皆木駿輔とのバトルは難しかったですが、ダンプコンディションに照準を当てたセットアップをしていたことが良かったです。DLタイヤは今日に照準を当てたので、この決勝は絶対に行かなきゃだめだと思って気合を入れて走っていました。

3位 皆木駿輔

スタートでは順位を上げられなかったので、中盤まで様子を見ながらタイヤを持たせつつ走っていました。BS勢が落ちてきたタイミングでちょうど朝日ターボも上がってきたので、当初の予想どおり共に順位を上げていくことができました。しかしトップの佐々木大樹が最後までタイムが落ちなかったことは予想外でした。最後に朝日ターボとの勝負となりましたが、2人とも限界ぎりぎりの状況でした。無理やり飛び込みましたが、詰めが甘く3位に終わってしまって悔しいです。

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