昨日までの雨天とは代わり、ドライコンディションとなった土曜日。朝イチはウエットパッチが残るハーフウエット路面ではあったが、その後急速にコンディションはドライへと変化していった。公式練習ではBS・DL・YHいずれも好タイムを記録し、各社拮抗したパフォーマンスを発揮していた。APGの逆バンクゆえ、4コーナーや8コーナーでは時折片輪が浮いてしまうマシンも見られる中、第3戦・第4戦の予選グリッドを決める10分間のタイムトライアルが開始される。
グループ分けは公式通知No.17の通り。
Aグループ
Aグループは15:00からスタート。グリーンと同時にコースに入ったのはYHタイヤを使う三村壮太郎と木内秀柾。二名はゆっくりと走ってじっくりとタイヤに熱を入れているように見える。1分半経過時点でばらばらと各車がコースインして全台のアタックが開始された。各車均等な間隔で走り、そこまで強くスリップストリームを使っているドライバーはそう多くない。
YHの2台がゆっくりコースインしたこともあるが、それぞれの2周目のタイムを1周目にして追い越したのが清水啓伸。彼が4分経過時点で最初の36秒台となる36.8秒を記録すると、そこに井本大雅、野村勇斗が続く。そのタイムを洞地遼大、鈴木斗輝哉が追い抜いたと思ったら、5分経過時点で三村壮太郎が一気にタイムアップ。三村壮太郎は36.4秒を叩き出しトップに立つと、即座に車検場へ向かっていった。終盤タイムを上げて高橋悠之と荒尾創大が2・3番手にたち、最後までアタックを継続したが、三村壮太郎のタイムを追い抜くことはできなかった。
結果、三村壮太郎が36.457秒でAグループトップ。2番手に高橋悠之(36.474秒)、3番手に荒尾創大(36.490秒)と超接戦。以下清水啓伸、半田昌宗、田中風輝、小椋梓と続いた。
しかし高橋悠之、半田昌宗、小椋梓は走路外走行(四輪脱落)によりトップタイムが抹消された。
Bグループ
Bグループは15:10からスタート。山越陽悠、田中照久、皆木駿輔の3人がスタートとほぼ同時にコースインし、残りは1~2分経過した時点でコースに入っていった。コース上には後半にコースになだれ込んでいった8台によるトラフィックが発生。佐野雄城と平安山良馬はそこから抜け出し、佐々木大樹も抜け出そうとしているが山田杯利がそれを阻止。これにより佐々木大樹は集団内でのアタックに切り替えたようだ。
最初にコースインした山越陽悠がBグループの中で最初の36秒台を記録すると、平安山良馬、佐野雄城がそれを上回る。5分経過時点で単独アタックの佐野雄城が36.4秒で他社から一歩抜け出し、2番手以下は朝日ターボ、山越陽悠、山田杯利、佐々木大樹、平安山良馬という順で並ぶ。その直後佐々木大樹は山田杯利のスリップを活用し2番手に浮上。ほぼ全車最後までアタックを続け、佐野雄城がひたすらにタイムを伸ばし続ける。最終ラップでは更新はならなかったものの、トップを維持したままタイムトライアルが終了した。
結果は佐野雄城が36.333秒で他者をコンマ3秒ちぎるトップタイムを獲得。2番手に朝日ターボ(36.615秒)、3番手佐々木大樹(36.628秒)、以下皆木駿輔、佐藤凌音、山田杯利がトップ6となった。
総合結果
総合結果は現時点で未発表なのでPaddock Gateによる推定です。