茂原ツインサーキットでの戦いが始まった。金曜日は一時降雨にも見舞われたが、夏の日差しが一瞬で路面を乾かし、ほぼ終始ドライでの走行セッションが重ねられた。タイムではBSとDLが接戦を見せ、YHもタイヤの進化によりドライバーからは普段よりも高い評価を得ている様子だ。ただ接近する台風14号による天候変化が予測できず、明日以降のレースがどのように展開されるのかはまだ誰にもわからない。不安と期待の入り交じるタイヤメーカー各社の状況を見ていこう。
DUNLOP「摩耗に心配が残るが状況次第で勝機がある」
PG:前回のレースではBSのお家芸であった初動の良さを奪い、DLの朝日ターボがレースの序盤を支配しました。ただ周回を重ねるとペースが落ち、結果もそれほど良くはなかったです。あれはなぜだったのですか?
DUNLOP 岸本太地:御殿場ではかなりグリップを重視した配合のコンパウンドを投入しました。温度レンジもあっていたのですが、摩耗は持たなかったです。これは事前の予報で日曜日は雨というのがあったので、そこを考慮した判断でした。ただ雨は降らず、あのような結果になりました。少し攻めすぎました。ただTTでトップは取れなかったので、グリップに関しての課題も残りました。
PG:今週の茂原では、DLが結構速いという話も耳にしますが、どうですか?