2022年3月10日、JAFは2022年全日本/ジュニアカート選手権統一規則を一部改定しました(公示No.2022-WEB020)。これは同年1月19日に制定された統一規則の内容を一部変更・追加したものです。
新たにテクニカルディレクターを設定 車両規則・検査に提言
大きな変更が加わったのが、全日本カート選手権統一規則 第一章 第三条 競技会競技役員の項目です。(ジュニアカート選手権統一規則 第一章 第一条も同様)。
まず2020年規則より設定されている「レースディレクター」について、『レースディレクターは競技長が有するレース運営や判定に関わる最終的な判断を下す権限を有さない』と明記されました。
さらに「テクニカルディレクター」を1名JAFより派遣する場合があることが新たに追加されました。統一規則によるとテクニカルディレクターとは、車両規則や車両検査に付いてシリーズを通した独自の判断を元に各競技役員に提言、大会における車両規則や検査の平準化を図る役割を持つとされています。テクニカルディレクターはレースディレクターと同様に最終的な判断を下す権限を持ちません。
テクニカルディレクターの義務(役務)は、適用車両規則や車両検査に関する項目について、シリーズを通した独自の判断に基づく提言を競技長、レースディレクターおよび技術委員長に行ない、大会における適用車両規則や車両検査基準の平準化を図るものとする。ただし、テクニカルディレクターは、競技長が有するレース運営や判定に関わる最終的な判断を下す権限を有さない。
2022年全日本カート選手権統一規則 第三条より
ボディワークに新公認が追加
使用できるボディワークに新公認であるCIK-FIA 2022-2023規格が追加されました。