2017年の全日本カート選手権を語るとき、ヨコハマタイヤの活躍を抜きにすることなどできないだろう。昨シーズンの最終戦で悲願のドライコンディションでの表彰台を獲得し、SUGOでは開幕戦に苦しみながらも第2戦は4位入賞、その後も激闘を繰り返しながら、もてぎの第8戦では最終ラップまでトップ争いをして見せた。レインコンディションとなった最終戦ではこれまで誇っていたレインコンディションでの優位性が失われつつあるようも思えたが、天候に左右されないパフォーマンスを発揮できるようになってきたことは紛れもない事実である。最終戦終了直後のヨコハマ陣営は、来年に向けての熱い闘志を燃やしていた。