綿谷浩明は、現在の全日本カート選手権OK部門にフル参戦しているメンバーの中では最年長となるドライバーだ。1997年の参戦を皮切りに、途中に休止期間を挟みつつ全日本カート選手権への参戦を続けている。2007年のSUGOで行われたICAクラスでの優勝を最後に長らく表彰台から遠ざかっていたが、レインコンディションでの高いドライビングテクニックを持つ綿谷は、2018年のSUGO大会で3位フィニッシュを果たし、表彰台へと舞い戻ってきた。少数派シャーシのXENONを駆り、レーシングカート最高峰クラスを戦い続ける綿谷。OKカテゴリーに切り替わり、ウエイトハンディを背負ってもなお走り続けるのは、ライバルを含め、周囲の人に愛され応援されているからなのかもしれない。