レインコンディションでのシートパッドによる重心位置の変更【2018全日本カートSUGO】

レインコンディションになった際のセッティングといえば、何はともあれスプロケットを大きく変更し、フロントトレッドを最大に、リアトレッドを最小に設定することが必要だ。さらに雨量が増加した際には、重心位置を高める工夫を行いたいところだが、ご存知の通りシート位置の変更は他のセッティングに比べると容易ではない。そこで登場するのがシートパッド。本来はシートとドライバーとの微妙な隙間を埋めたり、ドライバーにかかる負荷を軽減することを目的として装着するものだが、それをシート底面などに引くことによって簡易的に重心位置を変更することができる。レインコンディションとなった2018全日本カート選手権SUGO大会の、OKクラスのマシンに見られたシートセッティングをチェックしていこう。

底面にパッドを引くことによる高重心化

三宅淳詞(SSD HIROTEX)

佐藤巧望(INTREPID JAPAN CORSE)

奥住慈英(TEAM MOTOYAMA)

オーソドックスな雨セッティングといえば、シート底面へのパッド追加。数cm単位で重心位置を上げる事によって、コーナリング中の荷重移動を大きくさせ、タイヤを路面に押し付けることが最大の目的。低μコンディションにおける最も確実なグリップを確保する方法だ。

高重心化+上半身を前進

佐藤蓮(Drago Corse)

武井遥斗(FA-KART RACING TEAM)

底面に加え、背中の上部にもパットを追加していたのがこの2台のマシン。上半身が前方に移動することで、フロントタイヤのグリップを向上させている。特にOKマシンは、ドライコンディションではシートポジションをリア寄りに設定する場合が多いため、このようなセッティングが有効になる場合があるだろう。

下半身のみ前進

三村壮太郎(Crocpromotion)

堀尾風允(TAKAGI PLANNING RACING TEAM)

名取鉄平(Team BirelART)

腰の後ろあたりににパッドを追加することによって下半身を前進させているマシンも見受けられた。重心位置はあまり上げず、前荷重を増やすことによりフロントタイヤのコントロール性を上げることが目的か。

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