• Kart Circuit
  • Authors
  • Login
  • Register

お買い物カゴに商品がありません。

Paddock Gate
  • Home
  • Feature
  • News
  • Premium Content
  • Shop
  • Contact
SUBSCRIBE
No Result
View All Result
  • Home
  • Feature
  • News
  • Premium Content
  • Shop
  • Contact
SUBSCRIBE
No Result
View All Result
Paddock Gate
No Result
View All Result
Home 特集記事 Topics

SUGOのホームストレート上に置かれた謎のパイロン【2018全日本カートSUGO】

Paddock Gate編集部 by Paddock Gate編集部
2018/10/17
in Topics
0
SUGOのホームストレート上に置かれた謎のパイロン【2018全日本カートSUGO】
ShareTweetShare

2018全日本カート選手権SUGO大会では、ここ最近ではなかなか物珍しいのではないかと思われるものがレース直前に姿を現していた。F1から姿を消したグリッドガール?決勝レース前の盛大なパレード?いや違う。オレンジ色のパイロンだ。

ホームストレート上に置かれた3つのパイロン

フォーメーションラップ中に撮影した1枚

この写真を見ていただければわかるように、ホームストレート上にパイロンが3つ設置されている。もちろん勘違いのないように言っておくが、このパイロンはフォーメーションラップ中のみ設置され、スタートの直後に撤去される。そのためレース中は”ほぼ”影響がないものである。このようなスタート前に置かれるパイロンは、いくつかのサーキットでは現役で採用されているものではあるが、全日本カート選手権に限って言えば今年はこのSUGOで初登場だった。しかし去年のSUGOでは採用されていないかったが、なぜ今年は置くことにしたのだろうか?

コリドーを守らせるための注意喚起

このパイロンが置かれる、という話が参加者に周知されたのは、土曜日の昼頃に行われたドライバーズブリーフィングのタイミングであった。この時点では参加者からはパイロンに関して特に質問等は無かったようだが、いざレースが始まると、これに対して疑問や必要性を投げかける声がいくつか発せられたようだ。

そもそもなぜこのようなパイロンを置くことになったのか。我々はスポーツランドSUGOの担当者から話を伺うことができた。その内容を要約すると、

2列でコリドーを守ってスタートさせるための注意喚起として設置しました。これはJAFやオーガナイザー協会から、コリドーを守り、スタートラインの25m手前にあるイエローラインを超えるまでは、カート間の距離を半車身以上開けるというスタートのルールを徹底させるように、と指示があったためです。

とのこと。しかし全日本カート選手権ではレースは赤信号の消灯と同時にスタートし、かつその時点で追い抜き可なのだから、そこにパイロンがあることは危険ではないのか?パイロンがあることスタートと同時に追い抜き可というルールが事実上無効化されるのではないか?そのような質問も投げかけてみたが、あくまでも「注意喚起のためのパイロン」であるというのが、我々が連絡を取った担当者の主張であった。

確かにパイロンの設置は可能

そもそもスタート前にホームストレート上にパイロンを置くことは可能なのか?これについては、2018年全日本カート選手権統一規則に明記されている。

2018年全日本カート選手権統一規則 OK、FS-125部門

第29条 スタート進行

スタートは、「カート競技会運営に関する規定」第28条2.に基づくローリングスタート年、次の事項が適用される。

  1. 省略
  2. 省略
  3. スタートが合図される前に、約1周のフォーメーションラップを行う、フォーメーションラップ中のドライバーは、2列の隊列で低速走行し、スタートラインに向かう。スタートライン25m手前に引かれたイエローラインを超えるまでは加速してはならない。
  4. カートがスタートラインに接近する段階で赤信号が点灯し、スタート前の最終的な隊列を形成させるために、イエローライン付近にパイロンを設置することがある。当該パイロンに故意に接触等をしたドライバーに対しては、ペナルティが課せられることがある。
  5. 競技長は、フォーメーションが整いイエローライン前に加速していないと判断した場合、赤信号を消灯してスタートの合図を行い、パイロンが設置されていた場合は、コース委員によっては位置したパイロンが撤去される。フォーメーションとイエローライン前での加速に問題がある場合、競技長は、フォーメーションラップがさらに1周行われることを合図するために赤信号の灯火を続ける(消灯しない)。
  6. 以下略

2018全日本/地方/ジュニアカート選手権統一規則 8ページより抜粋

「イエローライン付近にパイロンを設置することがある」という表現がされているので、パイロンを設置するか否かは各サーキットやオーガナイザーの判断による、ということだ。ルールブックにパイロンの設置は可能だと書いてあるのだから、今回SUGOがホームストレート上にパイロンを設置したことについては、何ら問題がなかったことがわかる。

ちなみにだが、地方選手権の場合は赤信号の消灯だけでなく、国旗の静止提示⇒振動提示という形でのスタート合図を行うことも可能とされている(2018全日本/地方/ジュニアカート選手権統一規則 25ページ)。

後方のドライバーが危険かつ不利な状況になる

しかし、まだレーススタート後に残るパイロンの危険性や、パイロンが存在している区間では追い抜きが事実上不可能になっていることへの疑問が残る。イエローラインはスタートラインの25m手前に引かれているのだから、仮に隊列がグリッドラインに沿う形で素晴らしくきれいに並び、ポールがスタートラインに差し掛かったと同時に赤信号が消灯された場合、第7列(=13番手)以降はパイロンより後ろ側にいるはずだ。実際はもっと早いタイミングでスタートの合図がある場合がほとんどなうえ、そこまできれいに隊列が形成されることも珍しいので、より多くのドライバーが不利な状況に立たされる。

後方のドライバーは実質的にラインの変更が不可能

上にも記載したように、2018年全日本カート選手権統一規則 OK、FS-125部門 第29条 5.には”競技長は、フォーメーションが整いイエローライン前に加速していないと判断した場合、赤信号を消灯してスタートの合図を行い、パイロンが設置されていた場合は、コース委員によっては位置したパイロンが撤去される。”とある。これは「赤信号の消灯と同時にパイロンをコース上から撤去しなければならない」というようにも捉えられる。確かにその通りのことができるのであれば、後方ドライバーが不利になることはない。しかしそのような行為は、パイロンをクレーンで吊るなどしない限り事実上不可能だ。結局のところ隊列がスタートラインを通過し、安全が確認されたタイミングでパイロンを撤去するほかない。

そもそもスタートライン前の追い抜きはルール上認められるのか

ここまでくると、多くの人々が勘違いしているだけで、実はイエローラインを超える以前には他車への追い抜きは不可能というのがルールではないのか?という疑問すら湧いてくる。ドライバーはいったいどのタイミングで追い抜きが可能になるのか。全日本カート選手権統一規則の大本となっている、2018国内競技規則及び2018国内カート競技規則集には、このように記載されている。

国内競技規則

6-5 ローリングスタート

ローリングスタートとは、計時が開始される瞬間において車両がすでに走行状態にある場合をいう。特別規則に別途規定されていない限り、車両はグリッドの順位を保ったままオフィシャルカーによりスターティンググリッドから先導される。オフィシャルカーがトラックから退去した後、スタート合図が出されても特別規則に別途規定されていない限り、スタートラインを車両が通過するまではレースはスタートしたものとはみなされない。すべての車両はスタートラインを通過するまで、グリッドの順位を保たなければならない。

2018国内競技規則 45ページより


JAF国内カート競技規則

第1条 JAF国内カート競技規則

JAF国内カート競技規則は、国内競技規則に基づく、カート競技全般に適用される特別基本規則である。

2018国内カート競技規則集 3ページより


カート競技会運営に関する規定

第28条 スタートの方法

次の3つの方法の内、いづれかのみとする。

  1. フライング
    略
  2. ローリング
    低速で、フォーメーションラップを行ってから実施されるスタート。このスタートは、スターターがその速度、フォーメーションとイエローライン前に加速していないことに納得した場合にのみ、合図が出される。
  3. スタンディング
    略

オーガナイザーはスタート方式(ローリングまたはスタンディングスタート)について当該競技会特別規則書に記載しなければならない。
全てのスタートは国旗もしくは信号によって合図されなければならない。
イエローラインはスタートラインの25m手前に引かれ、このラインを超えるまで加速することは禁止される。

2018国内カート競技規則集 43ページより抜粋

国内競技規則の”スタートラインを車両が通過するまではレースはスタートしたものとはみなされない。”という部分は、国内カート競技規則集および全日本カート選手権統一規則で否定されていない。しかし現実的に全日本カート選手権のスタートシーンでオフィシャルカーが先導することはない。つまりこれの正しい解釈としては、スタート方式が特別規則(国内カート競技規則集および全日本カート選手権統一規則、さらに各大会の特別規則)により上書きされている、と考えるべきだろう。すなわち、赤信号の消灯と共に競技開始となり追い抜きが可能になる、という昨今の参加者の認識に誤りはないのだ。

常に変化するルールはルールとして正しいのか

そうなると気になるのがやはりパイロンの存在。競技中であるにもかかわらずコースのど真ん中に置かれたそれは明らかにただの障害物であり、僅か一瞬ではあるがイエローフラッグが提示される原因となってもおかしくはないようにも思われる。パイロンの設置はルール上可能かもしれないが、それは現行のスタート方式からはミスマッチしているのではないだろうか。そもそも隊列を整えるためにコリドーがあるのだから、パイロンで注意喚起する必要はどこにあるのか。コリドー違反者は後からビデオなどで判定すればよいのではないのか。

この時点でパイロンはただの障害物

そもそもなぜスタートの方法がサーキットごとに異なるのかに対しては疑問しかない。コリドーがあったりなかったり、隊列が整うことの判断基準がその時々により変化したり、当該大会の特別規則書にも書かれていないコリドーを守れという指示があったりする。適材適所・臨機応変などといえば聞こえがいいのかもしれないが、東西合わせてもわずか11大会しか行われない全日本/地方/ジュニアカート選手権で、スタート方式を統一することがそれほどまでに難しいのだろうか。正解が常に変化し続ける中、ドライバーは何を信じてアクセルを踏み込めばいいのか。

関連情報

【2018全日本カート西地域】第5戦 神戸スポーツサーキット リザルト

Tags: 全日本カート選手権スポーツランドSUGO西コースレギュレーションパイロンスタート方式
ShareTweetShare
Previous Post

選択肢が広がった!?DUNLOPは大径でも小径でもイケるらしい【2018全日本カート】

Next Post

レインコンディションでのシートパッドによる重心位置の変更【2018全日本カートSUGO】

Paddock Gate編集部

Paddock Gate編集部

レーシングカート専門WEBメディアPadddock Gate編集部。

Related Posts

【EV部門】規則違反の四輪用レーシングスーツ着用をJAFが秘密裏に許可 安全を軽視した特例措置が存在した
Topics

【EV部門】規則違反の四輪用レーシングスーツ着用をJAFが秘密裏に許可 安全を軽視した特例措置が存在した

by 藤松楽久
2022/11/03
【祝】全日本カートEV部門がAPGでついに開催!?TOM’S EVK22が使用される可能性が浮上
Topics

【祝】全日本カートEV部門がAPGでついに開催!?TOM’S EVK22が使用される可能性が浮上

by 藤松楽久
2022/09/21
軽バントランポ化プロジェクト~棚を作って積載量UP~
Topics

軽バントランポ化プロジェクト~棚を作って積載量UP~

by 藤松楽久
2022/04/06
軽バントランポ化プロジェクト~荷室の板張り~
Topics

軽バントランポ化プロジェクト~荷室の板張り~

by 藤松楽久
2022/03/09
LiPoバッテリーの取り扱い方
Topics

LiPoバッテリーの取り扱い方

by Paddock Gate編集部
2022/03/01
Next Post
レインコンディションでのシートパッドによる重心位置の変更【2018全日本カートSUGO】

レインコンディションでのシートパッドによる重心位置の変更【2018全日本カートSUGO】

Please login to join discussion
ADVERTISEMENT

Latest Post

2023 DUNLOP YAMAHA 挑4 FLR CUPが4月2日に開幕!つま恋が舞台のスポーツカート耐久レース

2023 DUNLOP YAMAHA 挑4 FLR CUPが4月2日に開幕!つま恋が舞台のスポーツカート耐久レース

2023/03/27
佐藤蓮の鈴鹿サーキット国際南コース攻略法

佐藤蓮の鈴鹿サーキット国際南コース攻略法

2023/03/23
100%再生可能なバイオ燃料がFIAカート選手権で採用。P1 Racing Fuel製でヨーロッパ選手権から使用開始

100%再生可能なバイオ燃料がFIAカート選手権で採用。P1 Racing Fuel製でヨーロッパ選手権から使用開始

2023/03/22

Category

  • 特集記事
    • 全日本カート選手権
      • タイヤ開発戦争
    • Devise
    • Onboard Movies
    • Fight for Podium
    • Turning Point
    • Topics
    • PG Test
    • Race Report
    • Technique
    • Training
    • Column
    • Public Relations
  • News
    • レース・イベント情報
    • 製品情報
    • サーキット情報
    • お知らせ
Paddock Gate

Paddock Gate
レーシングカート専門WEBメディア

© 2016 Paddock Gate All rights reserved.

  • HOME
  • 会社概要・特定商取引法に基づく表記
  • プライバシーポリシー・利用規約
  • お問い合わせ
  • プレスリリース申請
No Result
View All Result
  • Login
  • Sign Up
  • Cart
  • Home
  • Feature
  • News
  • Premium Content
  • Subscribe
  • Shop
  • Kart Circuit
  • Authors
  • Contact
  • Request

© 2016 Paddock Gate All rights reserved.

Welcome Back!

Sign In with Facebook
Sign In with Google
OR

Login to your account below

Forgotten Password? Sign Up

Create New Account!

Sign Up with Facebook
Sign Up with Google
OR

Fill the forms below to register

All fields are required. Log In

Retrieve your password

Please enter your username or email address to reset your password.

Log In
Are you sure want to unlock this post?
Unlock left : 0
Are you sure want to cancel subscription?