KF部門のTTが15時20分より開始された。グリーンフラッグ直後に飛び出したのは11名取、16野中、13冨田、続いて15児玉の4台。公式練習の時よりも気温が下がったことに対してと、先に出走することでトラフィックにはまるのを抑える目的か。スタートして1分半後、各車が次々にエンジンに火を入れる。はじめのうちはBS勢が一気にタイムをあげ、続いてDL勢が追い上げるようにタイムが上がっていく。4分半経過時点で11名取、24大草、16野中が1~3位になるが、各車さらにタイムを上げていく。6分経過時点で24大草、16野中のBS2台が1・2位を、34角田、18菅波のDLが3・4位となり、若干DL勢のタイムアップに陰りが見え始める。ここで突然24大草のタイヤが1コーナーでバースト、そのまま車検場に帰ってきてアタックを終えてしまう。スタートから7分後、チェッカーが切られ、24大草、16野中、31三宅、34角田、18菅波、4朝日の順でトップ6を迎えた。なんと1~4位が全員KFルーキー、1~3位がBS、4~6位がDLとなる波乱の展開となった。昨年開幕戦優勝の21三村壮太郎は10位でフィニッシュした。
24大草りきのコメント
タイヤがバーストしてしまったが、好タイムで終えられたことがとりあえず良かったです。ただ、1発のタイムは出るが練習でロングランをしていないのでこれからどうなるか、それとバーストしてしまったタイヤをどうするか、この2点に若干の不安を感じています。予選は一気に逃げ切ってタイヤを温存していきたいが、ベテラン勢がそう易々と逃がしてくれるはずはないので、どうにかして頑張っていきたいです。
31三宅淳詞のコメント
アタック中にフロントブレーキの中にタイヤカスが入ってしまうトラブルが発生したので全力のアタックはできなかった。だからさらに上のタイムが確実に狙えたはずです。大草君はタイヤバーストしたそうですが、自分としてはその辺りに不安は抱えておらず、ばっちりいけます。予選決勝ともに1位でフィニッシュします。
18菅波冬悟のコメント
アタック前にタイヤをゆっくりと温めようとしたのですが、そのせいでエンジンが少しかぶり気味になってしまいました。そのせいでタイヤが最もいいタイミングで一番のアタックをすることができませんでした。タイムも伸びなかったのでもっと下の順位だと思ったのですが、みなあまりタイムが伸びなかったようなので結果的に6位といういい順位で終えることができて安心しました。トップタイムが出る手ごたえはあったので、決勝に向けてタイヤ・マシンともにマネジメントして優勝を狙います。