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Home 特集記事 PG Test

PAROLIN Le Mansのファーストインプレッション

藤松 楽久 by 藤松 楽久
2022/03/02
in PG Test
0
PAROLIN Le Mansのファーストインプレッション
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筆者がレーシングカート復帰に選んだシャーシ、それがPAROLIN Le Mans。PAROLINは1994年にカートドライバーであったアルビノ・パロリン氏が立ち上げたイタリアンカートであり、マシンは自社工場にて製造される。日本では2018年末にBEAR Racing Serviceが正規代理店契約を結んだことにより正規販売が行われている。独特なマシンメイクを行うことが特徴的で、2018年モデルより採用されている独自カウル「Eurostar Dynamica」は現在主流の大型フロントパネル&小型軽量サイドカウルの先駆けとも言えよう。

今シーズンはこのPAROLIN Le Mansを主にYAMAHA SS仕様で走っていく予定だ。現時点ではまだ低温度コンディションしか経験していないが、このフレームで走ってみての第一印象を挙げていきたい。

Φ32-30Mixの独創的フレーム

Le MansフレームはΦ32とΦ30のパイプがミックスされたモデルで、フロントメンバーのみΦ32、それ以外はΦ30のパイプで構成されている。なお筆者のシャーシは2021年モデルであるが、2022年モデルとの差は一部ショートパーツの変更とカウルステッカーデザインのみとのこと。基本的に2021年モデルと2022年モデルにフレームの違いは無い。

フレームのフォルムは主流のX型だが、キャンバー/キャスターの独立調整が可能なアライメントアジャスター、素早くアッカーマン比を変更できるステアリングコラムサポートなど独創的な装備品がいくつか見られ、各部の調整範囲は広く取られている。アルミ切削部品はいづれも高品質で、フレームはラメ入りの赤い塗装が美しい。

モデル名PAROLIN Le Mans 2021
フレーム構成Mix 30-32×2-25 cr-mo4
ホイールベース1046mm
フロント全幅718mm
リア全幅636mm
全長1530mm
ガソリンタンク容量9L
ブレーキシステムAP Race 06
リアブレーキディスクベンチレーテッド 194×18mm
リアアスクル50x2x1040 hollow
ステアリング320 black
カウルEurostar Dynamica
ホイール130-210 – 130-180 mm
ホモロゲーション52/CH/20

シャープなステアリングと強烈なトラクション

現時点では箱から開けてシートとエンジンを取り付けだだけの状態なのだが、シェイクダウンした瞬間からPAROLIN Le Mansは驚くほどよく走った。前後トレッドやアライメントは「経験的にこれぐらい」の数値であるにも関わらず、だ。

印象的なのがフロントの応答性で、ハンドルを切った瞬間に確実な手応えとともにノーズが鋭くインに向かっていく。最小限の舵角でリアタイヤにスリップアングルがつく一方、少々フロントが入りすぎるためコーナー進入でリアタイヤが振り回されるような挙動も現れる。ただ慣れてくるとコーナーに入った途端に出口にマシンが向くような素早いコーナーワークが可能となる。おそらくΦ32のフロントメンバー、そして左右のキングピンの距離が他ブランドのそれよりも10mmほど広いというジオメトリーによる効果なのだろう。

ところが出口に向かってアクセルを踏み込んだ瞬間、これまでフロントに引きずり回されていたはずのリアタイヤが途端に路面を鷲掴みにし、しっかりとトラクションがかかる。ダブルサブシートステーやロングハブ、ハードシャフト等の一般にトラクションに影響するパーツが一切ついていない状態なので、恐ろしいことにこのトラクション性能としなやかさを両立したままコーナーを立ち上がっていくのだ。わざとヨーが残った状態でアクセルを踏んでも、ほぼアンダーにはならずグイグイと曲げながら加速してしまう。

ただやはりコーナー入口でわずかにリアが抜けるのが気になる。そこでフロントスタビライザーを撤去してみたところ、過剰気味にターンインする特性が抑えられ、前後バランスがかなり整ってきた。シャーシがしっかりとしなることで路面を掴むように走るPAROLINはインリフトの状態を維持しやすく、積極的に縁石を使うようなコーナーワークをしても姿勢が安定している。多少のミスは許容してくれる懐の深さもあるようだ。

ブレーキのフィーリングも良好。初期タッチは弱めで、踏力に合わせてしっかりと制動力が立ち上がっていく。いきなりガツンとロックすることがないので、この低路面温度環境でもタイヤが温まる前からコントロール性が高い。モノブロックのブレーキキャリパーはロングランをこなしてもフィーリングが安定しているので終始安心してブレーキングを行うことができた。ただわずかにタッチが甘い感覚を覚えたのはブレーキフルードが原因だろうか?

ひとまずは他のメニューをこなすために細かいセッティングは後回しにしているが、少しだけ触ってみた限りセッティングに対する反応もよく、変化がわかりやすかった。ただそのような状態でも走りに関する不満点はわずかで、ドライビングの修正でどうかなる程度。つまり素晴らしくよく走ってくれている。極寒の環境でもしっかりとメカニカルグリップが確保されるし、ドライビングに対して素直に応答してくれる。あとは季節やコース状況によって変化する路面に対してどのように反応していくかが気になるところ。それはレースを戦っていくうちに見えてくるはずだ。

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藤松 楽久

Paddock Gate 編集長。2010年に全日本カート選手権Super KF部門に出場。レーシングカートをもっと盛り上げるべく、マニアックな視点から情報を発信していきます。

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