6月下旬、梅雨真っ只中のスポーツランドSUGOだが、土日の最高気温が33℃という真夏日な天気予報が飛び交う予想外のコンディションを迎えようとしている。木曜日はレインコンディション、本日金曜日も午前中は雨がぱらつく天候に各チームは翻弄され、午後から30℃近い気温になったものの曇りがちで湿度が高く、タイヤメーカーは本番を想定したテストが十分に行えていない状況にある。
ただ、今日のセッションを見ている限り各社ともタイムが拮抗し、激戦を見せた開幕戦もてぎ以上の接戦が予想されるこのSUGO大会。タイヤメーカー三社はこの梅雨の間の高温を想定したレーススペックを用意することができたのか?
YOKOHAMA「もてぎ以上の結果に期待している」
PG:前回のもてぎでは、とにかく加藤大翔が予選と決勝の前半で快走を見せたことが印象的でした。対象的に、渡会太一は目立つ動きこそなかったものの、堅実にしっかりと結果を残しています。あの開幕戦はどのように分析していますか?
YOKOHAMA 中野敦人:去年はポールポジションを取るような状況がまずなかったので、昨シーズンからの進化がはっきり見えました。2人の戦い方が全く違ったことで、加藤大翔はポールという結果を残し、そして渡会太一は耐久性の向上を証明しました。反省点はそれなりにあった開幕戦ではありましたが、まずは去年からの進化を喜びたいです。
PG:今週のSUGOについて教えてください。今のところ他社と比較してもタイムでは並んでいる様子で、前回のもてぎのレース前を彷彿とさせる走りを見せていますね。