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Home 特集記事 Race Report

OKに乗ったら死ぬかと思った

藤松 楽久 by 藤松 楽久
2022/12/07
in Race Report
0
OKに乗ったら死ぬかと思った
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やめて!ウエットの特殊効果で路面グリップを洗い流されたら、闇のスピードで編集長と繋がってるPAROLINのフレームまで溶かされちゃう!

お願い、死なないで編集長!あんたが今ここで倒れたら、読者との約束はどうなっちゃうの?グリップはまだ残ってる。ここを耐えればテックプロに勝てるんだから!

次回
「編集長死す」

レーススタンバイ!

史上最後のスペシャルタイヤでレースしたい

「BRIDGESTONE撤退最後のイベントで、スペシャルタイヤを使ってOKのレースをしようと思ってるんだ」

そんな企画を去年の年末に聞いた瞬間、「そのレース出ます!」と手を上げました。まだ自分のカートすら無かったのに。

もう誰も覚えてませんが、僕だって2010年に当時の最高峰カテゴリーである全日本カート選手権Super KFクラスに出場した一人。Φ30の超大口径キャブレターと改造範囲ほぼ無制限のエンジンは恐ろしいパワーを発揮し、僕らを嘲笑うかのように設定されていた完全1日2レース制は息つく暇もないほどの忙しさ。加え当時からBRIDGESTONEのスペシャルタイヤは恐ろしいグリップ力で、手動フロントブレーキ付きのマシンも相まって僕の体と精神を痛めつけていました。ルーキーな僕は余裕がゼロで、毎レース残り周回数を憎しみの目で見ていたことをよく覚えています。

そんな僕ですが、実は鈴鹿サーキットで行われた最終戦のTTでAグループトップタイムを叩き出しました。これがなんと当時のコースレコードで、あの瞬間僕は世界中の誰よりも南コースを速く走った人間になったわけです。まぁ10分後のBグループで佐々木大樹がそれを上回ったことで幻となり、現在では身内にのみ通じるネタになってしまったのですが…。

しかし、思えばあの自分史上最高の1周、そして最高峰の舞台でトップグループを走ったあのヒリつくような経験をもう一回したくて、今でもハンドルを握り続けている気がします。

というわけで2022年12月10~11日に行われるThanks BRIDGESTONE Raceにエントリーしたわけですが、今となってはただのホビーカーターな僕がいきなりスペシャルタイヤを履いたOKマシンなんて乗れるはずがありません。なのでOKエンジンを借りて練習してきました。

魂を置き去りにする速さ

練習の舞台に選んだのはフェスティカサーキット瑞浪。前日に雨が降ってやらかしたような気もしますが、よく覚えていないので今日が練習初日です。押しがけも久しぶりで緊張したのですが、OKエンジンはデコンプ付きで始動性も最高に良いのでかなり楽で良いですね。

とりあえず様子見で徐々にペースを上げていきます。パワーバンドに入っていないとかったるいぐらい遅いなと思ったのですが、回転数が上がった瞬間に体が後ろに持っていかれそうなぐらいのパワーが出てきてビビりました。かつてのSuper KFに比べると理屈的にも体感的にもパワーが出てないはずですが、とはいえ確実にX30やMAXに比べて速いですし、当然普段乗ってるKT100とは比べ物になりません。目が回る~~~。

何周かすればスピード感には慣れてきたのですが、瞬きする間に次のコーナーが来るし、ハイグリップタイヤのグリップ力はしんどいし、車体が軽い分だけコーナリングスピードも速いです。キャブなんか触ってる暇が全くありません。12年前は少なくともそこは余裕でやってたはずなんですが、あの日の僕はどこに行ったんでしょうか?

ブランクって恐ろしい

休憩を挟みながら練習を重ねていくのですが、すごいスピードで体が終わっていきます。もはや首が耐えられないとかそういう次元じゃなくて、体が耐えられません。しかも体が終わった状態でも体力づくりのために無理して走るので、どんどん体力がもぎ取られていきます。

最終的には軟体動物になったんじゃないかぐらいの勢いでフニャフニャに。どうにか耐えようと次のコーナーに向け体を内側に入れておくのですが、横Gがかかった瞬間に反対側にふっとばされ、まともに前も見えません。右コーナーは左に体が持っていかれるのでアクセル踏めません。自分は曲がっているつもりでもイメージの外側にマシンが居て、そのさらに外側に自分の体がありました。魂はコースアウトです。

終わりすぎてホームストレートでも体が傾いてる人

最終的にまともに5周も走れないぐらい体を追い込んで終了。そう言うとかっこいいですが、トータルの周回数は数えたくないぐらい少なかったです。このままだと予選完走も怪しい…。エントリーしたことを早くも後悔し始めました。

なんだか乗れるようになった

笑えないぐらいやばいので練習を重ねましょう。とはいえ距離的な問題やスケジュールの都合もありそんなに練習もできません。都合よくモーターランド鈴鹿で走れる事になったので、ここでガンガン乗り込んで体を作ることにします。

モーターランド鈴鹿は四輪用ミニサーキットでちょっとバンピー、大小様々なコーナーが有り、特に1つ大きく長いコーナーがあるので体をいじめるにはうってつけです。カートの走行日はバックストレート上にシケインが置かれるので、体がブンブン振り回されます。

バンピーなコースに体を揺さぶられながら走っていると、あることに気が付きました。

「なんか…意外と体が楽…?」

フェスティカサーキット瑞浪で死にそうになりながら走り続けた結果か、なんだかやたらと楽に走れるようになってました。人間ってすごい。途中マシントラブルも有りましたが丸一日しっかり走り込んで、体も心も余裕が生まれてました。これならレースも戦えそうです。

目指すはコースレコード奪還

できれば鈴鹿サーキットでも走りたかったのですが、諸々の都合によりそれは叶いませんでした。ですがレースウィークでそこそこ走れるはずなので大丈夫でしょう。むしろたくさん走ったらレース本番の体力が怪しいので、体力マネジメントが肝心です。

12年ぶりのスペシャルタイヤ、そして最高峰カテゴリーへの挑戦はもちろん無謀でしょうが、その価値はあります。なんてったってスペシャルタイヤはこれで最後なので、走らないほうが損ってもんです。出る出る言ってたはずのおじさんたちがエントリーリストから次々消えていく気持ちもめちゃくちゃよくわかりますが、僕はゲロ吐きながらでも走りたい。それが今シーズンも含め僕の足元をずっと支えてくれた、BRIDGESTONEへの感謝の証です。

目指すはコースレコードの奪還、そして夢の鈴鹿南コース43秒台、ついでに完走。全力で楽しむ週末が、今始まります。

でも予選ヒート3回に決勝は24周…???

5周ぐらいにしてほしい。

Tags: BRIDGESTONEフェスティカサーキット瑞浪OK部門モーターランド鈴鹿PAROLINThanks BRIDGESTONE Race
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藤松 楽久

藤松 楽久

Paddock Gate 編集長。2010年に全日本カート選手権Super KF部門に出場。レーシングカートをもっと盛り上げるべく、マニアックな視点から情報を発信していきます。

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