レーシングカートレースはもちろんですが、何事においてもまずモチベーションを持つということは高いパフォーマンスを発揮するために大切なことだとされています。ところで、そもそもモチベーションとは何なのでしょうか?今回はこれを考えることで、レースに向かって集中力を高めていく方法を伝授します。
レースに向かって集中力やモチベーションをどう整えるのか
「モチベーション」とはやる気のことです。また期待したりすることです。しかし期待が外れると落ち込む結果となります。
例えば「次のレースで上手く行けば好きなものを買ってくれる」と両親から言ってくれたとしても、レース後にお預けになればどうでしょうか?期待が外れ逆に腹が立つかもしれません。モチベーションとはやる気のことですが、その裏腹に痛みにも変わることでもあります。
モチベーションの源はドーパミン
やる気がなければ朝起きても活力がなく、ぐずぐずしてします。朝起きるとエピネフリン(アドレナリンとも言う)が脳内に放出され、意識が沸いてきます。同時にドーパミンも放出されます。ドーパミンはやる気の源になる脳内物質のことです。脳は無数の神経細胞がそれぞれシナプスと言う隙間で情報が伝達されます。
情報はGo(興奮)かNo-go(抑制)で伝えられますが、どちらも大切な要素です。これをレーシングカートの運転に例えるならば、アクセルとブレーキの両方があるからより速くスムーズな運転を可能にすることと同じです。ドーパミンはスムーズな運転をより強固にします。なぜならあなたのやる気があるからです。
ドーパミンを高めるには好きなことをすると良いでしょう。ほめてもらうこともドーパミンを高めます。喜びは次のやる気に繋がります。また新しいことに出会うこともドーパミンを高めます。いい意味での驚きもです。思わぬプレゼントなどもそうですね。
しかし期待は禁物です。もらえなかったときのショックはドーパミンを破壊します。また自分の好きなことで何かを達成した後にほめてもらえても、何かをねだったりしてはいけません。なぜなら欲しいものを得ると逆にドーパミンが低下し、次に高めるのが大変だからです。
好きなことをし始めた瞬間から、さらにもっとしたいと考えているものです。しかし、ご褒美がその気持ちを打ち消すことになります。
モチベーションの整え方
モチベーションを整えるにはまずしっかり寝ることです。睡眠はモチベーションを高めるだけでなく体内のタンパク質を作るホルモンも免疫も高め、身体パフォーマンスに良い効果があります。
一定のストレスもドーパミンを高めます。たとえば冷水を浴びることがそうです。冷たいと感じる温度の水を1分から5分浴びます。ドーパミンが作用されているなら1分が遅く感じるはずです。そのほかカフェインもドーパミンの効率を高めますが、睡眠の妨げになるので夕方以降は避けるべきです。レース前だと尿を催すことにもなります。
ストレスと集中力
ストレスは集中力にも役に立ちます。たとえばジャグリングです。ジャグリングとは3つのお手玉を次から次へ投げては受ける遊びです。
コツは2つ、肘を90度に曲げること、もう1つはボールを頭より上に投げることです。1つのお手玉から順番に数を増やしてジャグリングしてみてください。
なかなかうまくかずストレスを感じるでしょう。しかし視覚と手の連動は集中力にもつながります。サッカーのリフティングも良いでしょう。
このように、集中力やモチベーションは意図的に整え高めることが可能です。自分に合った方法でモチベーションを整え、レースでより高いパフォーマンスを発揮させましょう。