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【コラム】僕は素直に喜びながらシャンパンを振りたい

藤松 楽久 by 藤松 楽久
2017/07/19
in Column
0
【コラム】僕は素直に喜びながらシャンパンを振りたい
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こんにちは。おはようございます。こんばんは。編集長の藤松楽久です。いつもPaddock Gateをご覧いただきありがとうございます。PGを立ち上げて以来、月一ぐらいでコラム的なものを書きたいなぁなんて思っていたのですが、ようやくその機会が訪れました。といっても次回の予定は未定ですし、持論と経験と思い出話を含めながら徒然なるままに書いていくつもりですので、雑談程度に読んでいただければ幸いです。それではよろしくお願いします。

暫定表彰式が苦手

突然ものすごく身勝手なことを言ってしまいますが、僕は暫定表彰式というシステムがあまり好きではありません。ローカルレースに出場している大多数のカーターにはこの「暫定表彰式」というものに馴染みがないかもしれませんが、分かりやすい例で言えばF1の表彰式、あれが暫定表彰式です。思い浮かべてみてください。F1ではトップ3のドライバーだけが表彰台の近くへ車を止め、ひとしきり喜ぶとそのまま多数の美女に見守られながら表彰台へ進みます。そしてトロフィーの贈呈やシャンパンファイト、最近ではシューイなどのパフォーマンスをした後にレーシングスーツを着たままテレビスタジオでの記者会見。うーん、実に華やかで素晴らしいですね。僕もあんな場所でたくさんの声援とフラッシュを浴びながらシャンパンファイトがしたいものです。

飲酒運転撲滅のため本物のシャンパンを使うことは最近ではほとんどありませんが、それでもこの瞬間はドライバーにとって格別です

え?ついさっきまで暫定表彰式が嫌いだって言ってたじゃないかって?僕は自分の足がそこまで綺麗だという自信はないのでシューイはしたくはないなぁと思いますが、あのような形で表彰されて喜ばないレーシングドライバーがいたとしたら、それはレース中によほどひどいヘマをして優勝を逃した人ぐらいなものでしょう。僕が嫌いなのは、表彰されるドライバーが素直に喜べないシステムとなっている場合です。

ところで、なぜF1では暫定表彰式を行っているのでしょうか?理由はいくつか考えられますが、最大の理由はずばりテレビ放送スケジュールの関係でしょう。レース中にペナルティが消化されるのもこのためです。レース後に車検をしながらペナルティに対する抗議を受け付け、なんだかんだでチェッカーから1時間が経過してようやく正式結果をもとに表彰式を行う、なんてことになればテレビの前の視聴者は確実にチャンネルを変えます。F1はモータースポーツの最高峰であると同時に世界中を飛び回る興行なのですから、観戦しているファンのために速やかにテンポよくスケジュールを消化する必要があるのです。

しかしながらレーシングカートを含めほとんどのモータースポーツではそのようにテンポよくスケジュールをこなしていくことは現状では困難でしょう。無線などついていないのでレース中にペナルティを正しく受けることは不可能ですし、ペナルティに対して納得がいかずチームと抗議を行うこともあるでしょうし、レース後にマシンにレギュレーション違反の項目が発覚することもあるでしょう。あと、そもそもテレビで生放送されてません。また今年から全日本カート選手権ではプッシングが可視化されるフロントフェアリングの装着が義務付けられ、レース後にフロントフェアリングがずれていることが分かった場合は当該ヒートに10秒が加算されることになりました。つまりフロントフェアリングがずれていた場合、後ろのドライバーとのタイムギャップが10秒以上ない限りは必ず順位が下がってしまうことになります。これを確認するために今年のルールではドライバーは車検場に戻ってきてもマシンから離れることは許されず、オフィシャルからの許可が出るまではじっと待機していなければなりません。レースが終わった後なのに妙な緊張感がある時間が流れるので、僕は初めて見たときにはとても不思議な光景に見えました。

某ドライバーがマシンの上に立っていますが、悪さをしているわけではありません

見慣れない光景のことはさておき、このルールは表彰式にとある問題を巻き起こしました。全日本カート選手権のFS-125部門に出場されている方なら記憶に新しいかもしれません。東西共に開幕戦では、1位でゴールしたドライバーのフロントフェアリングがずれていたために10秒加算ペナルティが課せられたのですが、暫定表彰式はチェッカーの着順で行われたため2人とも表彰台の頂に立たされたのです。もちろんドライバーを含めそこにいた人たちは彼らにペナルティが課せられたことを知っているので、本当の優勝者は2位の台に立つドライバーだということはわかっています。このため表彰式が何とも言えない雰囲気に包まれたことは言うまでもないでしょう。僕のようなメディアの立ち位置からすれば、表彰式の写真が何の役にも立たないゴミになってしまうことが分かっていながらシャッターを押さなければなりません。ちなみに、この問題がある為現在では10秒加算ペナルティがあった場合それを反映した形での暫定表彰を行うようになってきており、お通夜のような表彰式が行われることはなくなってきています。

そんな暫定表彰式の問題の一つを出してはいますが、別に僕は今年から暫定表彰式が嫌いになったわけではありません。きっかけは僕のとある経験によるものです。それは数年前に僕が出場していたローカルレースが、シーズンの途中から暫定表彰式を行うことになった出来事に他なりません。当時僕が出場していたカテゴリーは、残念ながら様々な理由により参戦台数が年々縮小しており毎戦10台前後の出場台数しかありませんでした。ミッションカートのレースなのでスタンディングスタートの迫力あるシーンこそホームストレート脇に観客が大勢集まってはいましたが、周回を重ねるごとに観客がどんどん減っていくんですね。もちろんただのローカルレースですので別に僕も観客に見られたくてレースしていたわけではありませんし、チームの仲間や同じカテゴリーに出ているライバルと共にあーだこーだ言いながらレースをするのがとても楽しかったのです。そしてチェッカーを受けた直後に暫定表彰式です。僕はどうにか表彰台を獲得したので、オフィシャルに促されるままサーキットの端に用意された表彰台に向かいます。階段を上り前を向いた瞬間、そこから見える景色に僕は驚愕しました。視界には写真を撮りに来てくれたチームメイトと、一緒に表彰台に上っているドライバーのお父さん、そしてもう一人のドライバーの奥さんの3人しかいなかったのです。さらに表彰式が始まって間もないタイミングで次のクラスのレースが始まり、エンジン音とレース実況も相まって表彰台でインタビューをしてくださっているアナウンサーさんの声すらかき消されてしまうような状況に。僕はこの表彰式が、少なくとも僕のために行われているのではないのだと悟りました。

KSCには先日初めて行きましたが、新しいサーキットは気持ちがいいですね

本表彰式ならこのような悲劇が起こることはありません。たとえ参戦台数の少ないクラスであっても、表彰台の前には他のクラスの表彰対象者や、ドライバーの晴れ姿をを写真に収めようとするカメラマンの方々、応援してくれる方々が大勢集まって、たとえ自分のためにそこにいるわけではないと分かっていても目の前に人がいるだけで嬉しいと僕は思っていました。それが暫定表彰式になれば、レースを後に控えるドライバーは忙しくて表彰式なんて見に行けませんし、レースが終わった後でも友人が表彰対象でない限りわざわざコースの端に行って表彰式を見るぐらいなら、今行われているレースが見たいと思うのは当然のことでしょう。さらに単純に観客として訪れている人は、場内放送ではレースのほうのアナウンスしか行われないのですから、まさかコース脇で表彰式が行われているなんて思いもしないかもしれませんね。実際見に来てくれた僕の友人はレース直後に表彰式があったことを把握していませんでした。

暫定表彰式というシステムはキツキツなスケジュールゆえにサーキットが取ってしまう解決方法なのかもしれません。気持ちはわかります。朝早くから日没ギリギリまで多くのクラスのレースを効率的にこなしていかねばならないのですから、どこかで時間を短縮する方法を取らねばなりません。ただスケジュールをこなすことに精一杯になってしまって、表彰対象のドライバーを悲しい気持ちにさせてしまうのはいただけません。一方で現在でもほとんどのサーキットで暫定表彰式が採用される全日本カート選手権の場合は、ローカルレースと異なり割と多くの方が表彰台の周りに集まる傾向にあることと、特にOKクラスは最高峰ということもあってレース直後に表彰式を行うと会場の雰囲気がいい状態のまま進行するため、とてもいいのではないでしょうか。ただ応援してくれるファンの方々も表彰式に来れるように、なるべく観客席の近くに表彰台を置くか、観客席から見える位置で表書式を行うかという工夫は必要でしょう。表彰式はあくまでも晴れ舞台なのですから、なるべく多くの人がそこに集まって祝福されるようにしたいですね。

ちなみに、僕が参戦していた某ローカルレースは半年ほどで本表彰式に戻りました。僕はそのタイムスケジュールを見たときとても喜んだのですが、それ以降のシーズンは僕の力不足もあり全戦4位フィニッシュと、レースの厳しさを痛感しました。シャンパンファイト、したかったなぁ~。

Tags: コラム表彰式暫定表彰式シャンパンファイト
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Paddock Gate 編集長。2010年に全日本カート選手権Super KF部門に出場。レーシングカートをもっと盛り上げるべく、マニアックな視点から情報を発信していきます。

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