OK第6戦予選は予定時刻より9分遅れの14:39にスタート。気温がかなり高く練習走行日を思わせる蒸し暑さを感じる。#15児玉がエンジン交換により最後尾スタートとなった隊列でレースはスタートした。
好スタートを決めたのは#30小川、そこに#9佐々木、#85佐藤、#3名取、#5高橋が続く。BS勢の初動が非常によく、#3名取は1ヘアで#85佐藤をかわし、さらに#5高橋がバックストレートエンドで#85佐藤をパスする。しかし#85佐藤は直線の伸びがあり2周目の1コーナーで#5高橋から順位を取り返すことに成功する。また7番手にいる#13三村もかなり調子がいい。土曜日の練習走行時点で好調を見せたYH勢だが、ちょうどその時のコンディションに近いのだろう、前を走る#2朝日とともに上位集団に近づいていく。4周目の時点で#30小川、#9佐々木、#3名取、#85佐藤、#5高橋、#2朝日、#13三村の順となる。#9佐々木は#30小川に1ヘアでインを刺しトップに立ち、#3名取もそこに続こうとしたがこれは失敗。しかし直後のS字で#3名取は再び#30小川に挑み2番手に浮上する。若干遅れた#30小川を#85佐藤は見逃さず、翌周の2コーナーで3位に復帰。この時#30小川の後ろにはすでに#5高橋、#2朝日、#13三村がおり上位7台がワンパックになっていた。6周目に#3名取は#9佐々木を2コーナーでパスし、#9佐々木はタコツボで取り戻そうとするがこれにより#85佐藤との差がほとんどなくなった。7周目、1コーナーで#3名取のイン側を#9佐々木と#85佐藤がトレイン状態で走り抜け#3名取は3番手に落ちる。また4番手の#30小川を#5高橋がS字でパス。8周目、#85佐藤は1コーナーで#9佐々木をかわしトップに浮上する。また#5高橋は#3名取をタコツボでかわすが、順位を取り戻そうとした#3名取が#5高橋にS字で接触、この接触で#3名取には警告が出された。またこの接触で#5高橋が一瞬失速し、3位以下の順位が大きく入れ替わる。この瞬間3位に飛び出したのが#13三村。後方集団から抜け出しトップ争いに参戦していく。4番手には#3名取、遅れて#30小川、#5高橋、#2朝日となる。10周目、#13三村が#85佐藤にタコツボで仕掛け2番手に浮上、しかし翌周の1ヘアで#85佐藤が再び2番手を取り返した。#85佐藤はそのままの勢いで#9佐々木をかわそうとタコツボでマシンをインに振るがこれは失敗、その瞬間#13三村がクロスラインをとり#85佐藤を再びパスした。この#13三村と#85佐藤は再び12周目の1コーナーで入れ替わるが、このバトルにより4番手の3名取がトップ争いに追いついた。このまま4台は拮抗状態となるが、最終ラップの1コーナーで#85佐藤がまたしても1コーナーで#9佐々木をパスしようとマシンをインに振る。しかし#9佐々木がぐっとマシンを#85佐藤に寄せトップを死守。そしてチェッカーとなり、#9佐々木、#85佐藤、#13三村、#3名取という順になった。
1位 佐々木大樹
自分自身はあまりほかに比べて速いとは言えないですが、要所要所で他車を抑えられたのがよかったです。決勝は夕方のスタートなので必ず温度が下がってきますが、もしかしたらそこでBSに足が出てくる可能性も否めません。ただ前からスタートできる、それが優位であるというだけだと思います。
2位 佐藤蓮
今のセッションはDLタイヤにとって路面温度が熱くなりすぎてきついタイミングとなりました。決勝の時間帯はもう少し下がるはずなので特に心配はしていません。#9佐々木を抜ければ勝機はあるでしょう。
3位 三村壮太郎
路面は金曜日の最終セッションや土曜日の走行時間に近いコンディションとなり、YHタイヤの性能を発揮できる状態にあります。またマシンのセッティングもいい状態です。#9佐々木や#85佐藤の速さもありますが、あとはどれだけ決勝のコンディションに向けてアジャストしていけるかがカギとなります。