2017オートバックス全日本カート選手権第5・6戦は波乱の大会となった。猛烈な雷雨により瑞浪市内では土砂崩れが発生し、土曜日午前中の走行スケジュールが無くなってしまったため1dayでのレース開催となった他、第6戦決勝はレース進行のトラブルによりスタート時刻が1時間半も押してしまった。路面の状態に非常に敏感なスペシャルタイヤがこの想定と大きく異なるコンディションで戦っていくのは厳しく、実力を発揮しきれなかったチームも確かに存在した。そのような環境の中第6戦で優勝したのは、BRIDGESTONEタイヤを履く#3名取鉄平だった。他社の性能向上も目覚ましく、これまでに類を見ないほどに接戦となった本大会を、BRIDGESTONE 本田氏はどう見たのか。