BS「想定よりもいい方向に事が進んだ」【2017全日本カート選手権:フェスティカサーキット瑞浪】

2017オートバックス全日本カート選手権第5・6戦は波乱の大会となった。猛烈な雷雨により瑞浪市内では土砂崩れが発生し、土曜日午前中の走行スケジュールが無くなってしまったため1dayでのレース開催となった他、第6戦決勝はレース進行のトラブルによりスタート時刻が1時間半も押してしまった。路面の状態に非常に敏感なスペシャルタイヤがこの想定と大きく異なるコンディションで戦っていくのは厳しく、実力を発揮しきれなかったチームも確かに存在した。そのような環境の中第6戦で優勝したのは、BRIDGESTONEタイヤを履く#3名取鉄平だった。他社の性能向上も目覚ましく、これまでに類を見ないほどに接戦となった本大会を、BRIDGESTONE 本田氏はどう見たのか。

Paddock Gate 藤松楽久:今回のレースは、災害やスケジュール進行のトラブルなどがあり想定されたものよりもコンディション変化の激しい一日ではありましたが、週末を振り返ってみるとどのようなレースとなりましたか?

BRIDGESTONE 本田真悟:まずは、悪天侯の中チーム・ドライバー・オフィシャルのみなさんの頑張りでこのイベントが終了できたことは、本当によかったと思います。レースは正直なところ、第6戦の予選はかなりキツイ戦いになるだろうと思っていました。これは、土曜日までの練習走行で特に暑い時間帯で他社のほうがタイムが伸びていたからです。しかし、その予選が終わってみると、我々のドライバーがトップチェッカーでした。これは少し意外でしたが、想定よりもいい方向に事が進んだのだと理解しました。さらにその後の決勝では上位からスタートできたことと、我々のタイヤの初動の良さが生き、ペナルティなどもありましたが優勝することができたのは、よかったと思います。

藤松:第5戦の暑いコンディションでは苦戦していましたね。

本田:第5戦の決勝も、第6戦予選と同様に気温が上がることが分かっていたので、厳しい戦いになるだろうと予想していました。最初の内は前に出て走ってはいましたが、途中から抜かれてしまいました。これを分析してみたところ、どうもコーナーよりもストレート区間で負けていることが分かったので、第6戦に向けて各チームとセッティングも含めて相談しました。結果的には優勝となりましたが、それでもギリギリの戦いでした。次戦に向けてのレベルアップが必要だと考えています。

藤松:今回のレースはDLは大径タイヤを持ち込み話題になりましたし、YHもスケジュールの遅れさえなければ優勝も夢ではないのではないかと思われるほどに各社の実力が拮抗した戦いとなりましたが、他社の動向についてはどう思いましたか?

本田:まずYHですが、今回の瑞浪は暑くなることが必至でしたのでどのように対処するのか気になっていましたが、最も気温の高いコンディションでの速さには、我々も警戒していました。結果的にはスケジュールがずれたので、我々にとっては良い方向に進みました。またDLは、今までとは全く異なる見方が出てきたことが興味深かったです。ただ今のところユーザーにとってインパクトが大きいのか、速く走るうえでセッティングを合わせこんでいく必要があるように見えますが、それでもセットが決まると速さがあることについては警戒する必要があると感じました。

藤松:次戦のもてぎは、昨年BS勢が表彰台をほぼ独占するという快挙を達成しましたが、今年はどのようになりそうですか?

本田:もてぎでのテストでは、今回の瑞浪でのテストよりも良い収穫があり、いいスペック選定ができました。またドライのみでなくレインタイヤでも好感触を得ているので、レースが非常に楽しみです。第7・8戦は両方とも勝ちたいですし、表彰台を独占することを目標に挑みます。

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