BS「今シーズンを悪くない形で終われた」【2017全日本カート選手権:鈴鹿サーキット】

昨年のSUGOで雨が降って以来、約13か月ぶりのレインレースとなった全日本カート選手権鈴鹿大会。季節外れの台風襲来により、土日のスケジュールのすべてが雨で、路面が軽く濡れているだけの状態から豪雨までの激しいコンディション変化がある中、BRIDGESTONEタイヤは第9戦は表彰台を独占、第10戦は決勝が中止されたものの優勝を獲得した。最終戦を2連勝で終えたとき、BRIDGESTONE 本田氏は何を思い、そして来年に向け何を目指すのか。

Paddock Gate 藤松楽久:今シーズン初のレインレースとなったこの鈴鹿大会で、まずは第9戦をBSタイヤで表彰台独占しましたが、どのようなレースでしたか?

BRIDGESTONE 本田真悟:TTの時から我々のタイヤに優位性があることは見えました。ただ台風が来ているということで、一気にコンディションが変化した時、例えば水量が増えタイヤが冷えてしまった時に対しては心配でした。そういう点において第9戦は、水量の増減こそあれ、普通のレインコンディションでレースをして優位性を示すことができたことがとても大きな結果でした。確かに、予選ヒートなどで普段上位進出するドライバーがアクシデントなどで順位を落としてしまったことはありましたが、彼らもレース中に順位を上げてきたりと、上位を占めることができるようなチャンスはありました。約1年ぶりのレインレースで、他社との比較が長い間で来ていなかった中で、このような結果を残すことができたところはよかったと思います。

藤松:第10戦の予選は、レースがいったん中断されるほど強烈な豪雨の中でのレースとなり、もはやタイヤの性能というよりもドライバーが踏ん張れるかどうかというコンディションでした。ただ、その状況ではドライバーからは「BSタイヤは排水性に難がある」という発言も出ましたが、そのあたりはどのように考えますか?

本田:確かにそう見えることもあったかもしれません。一方であのような雨量でのレースがどれだけの割合であるのか?と考えたとき、それはかなり稀なケースだと言えます。あのコンディションは、どこをターゲットにタイヤの開発を行ったのかを考えたときに、自分たちに一番合わないポイントであったので、苦戦するなと覚悟していました。ですから、勝つという意味では苦しい状況の中で、レース短縮の影響もあって優勝という結果になったのは安堵しました。ただ、やはり第9戦のような一般的なコンディションの中で勝つことができたことの喜びのほうが大きいです。

藤松:今年はKFからOKへとカテゴリーが切り替わり、タイヤの開発でも様々なことが変化したと思うのですが、何か新しい発見や反省点はありましたか?

本田:まず反省点としては、SUGOでうまく合わせこむことができなかったことがあります。ここ数年SUGOではずっと勝っていただけに、とても悔しい点でした。ただ、そこを良く分析し方向性を見直した結果どんどんシーズン中にアップデートでき、今回の鈴鹿も仮にドライであってもいい勝負ができたのではないかと思うところまで来ました。ドライでも勝ちましたし、今回ウエットでも勝ちました。まだまだやることはたくさんありますが、今シーズンは悪くない形では終われたかなと思っています。また、KFからOKに変わったことでいろいろなことが変わり、タイヤの使われ方などを例年になくじっくりと観察する機会が増えたので、タイヤに対する理解が深まったという感覚があります。とは言っても来年のことも考えなければならないので、そろそろ次に向けスタートしていこうと思っています。

藤松:特に今年はDUNLOPはもちろんとしてYOKOHAMAも大躍進しましたし、来年はさらに気の抜けないシーズンとなりそうですね。

本田:我々としても新たなアイデアが見つかっていて、アップデートすべき点も分かっています。我々もさらなる改良を加えられる自信があるので、来年は必ずチャンピオンを獲得します。

関連情報

関連記事

広告

Facebook

ページ上部へ戻る