【2018全日本カート茂原】OK第5戦【決勝】

OK第5戦の28周もの長い決勝ヒートは9:50にスタート。強い日差しが茂原サーキットのアスファルトをじりじりと焼き、まるで外に立っているだけで溶けてしまいそうだ。

ポールポジションの#8高橋悠之を先頭とする隊列はゆっくりとしたペースで最終コーナーを抜け、決勝ヒートの火ぶたが切られた。好スタートを決めホールショットを決めたのは#8高橋悠之、そこに#2野中誠太、#1佐藤蓮、#81山田杯利、#11冨田自然、#7三村壮太郎が続く。スタートと同時に中断でクラッシュが発生。ストレートで#12森山冬星と#44水野皓稀がスピンアウトしリタイヤ。2コーナーでは3台ほどが絡みストップ、再スタートを切っていった。オープニングラップ中に#1佐藤蓮が#2野中誠太をかわし2番手に浮上、このバトルが原因か、#2野中誠太のフロントカウルがずれてしまう。さらに#11冨田自然が2周目のヘリポートで#81山田杯利をかわし4番手に立った。最初はトップ3が若干の距離を保ちつつ下位集団から抜け出したかのように思えたが、3番手の#2野中誠太はトップ2のペースについていくことができず、3番手争いの先頭となる。

4周目にはトップ#8高橋悠之、2番手#1佐藤蓮、3番手争いが#2野中誠太、#11冨田自然、#81山田杯利、#7三村壮太郎、そしてその後ろに#34大草りき、さらに後ろに#27武井遥斗、#24宮下源都と並んでいた。しかし予選ヒートでスピンアウトしたことにより22番手スタートとなっていた#3名取鉄平が好ペースで這い上がってきており、5周目のシケインで#27武井遥斗を、そして6周目の2コーナーで#34大草りきとともに#7三村壮太郎をかわし、そのままの勢いでシケイン手前で#34大草りきをパス、6番手に浮上した。#7三村壮太郎は5周目あたりからペースが上がらず次々に順位を下げていき、7周目には10番手にまでドロップしてしまう。トップの高橋悠之、2番手の#1佐藤蓮はそれぞれ後方に対しマージンを築き、#2野中誠太を先頭とする3台による3番手争いに#3名取鉄平が急接近している状況。しかし8周目の最終コーナーで#1佐藤蓮のマフラーが突然故障し、大きなエンジン音が響き渡った瞬間に#1佐藤蓮はスローダウン。ここで一気に2~5番手の間隔が詰まったためか、4番手を走っていた#11冨田自然が9周目の2コーナーでスピンして止まってしまう。#1佐藤蓮はその先の3コーナーにマシンを停止させた。

これにより隊列は、後方に大きなマージンを確保できた#8高橋悠之がトップを走り、2番手に野中誠太(しかしフェアリング脱落により10秒加算ペナルティが確実)、その少し後ろに混乱に乗じて順位を上げた#3名取鉄平、直後の#81山田杯利、そしてそれぞれが単独状態の#34大草りき、#24宮下源都、#27武井遥斗、#7三村壮太郎という順位になる。#3名取鉄平は#2野中誠太に対し12周目にテールトゥーノーズとなり、そのままヘリポートでパスした。野中誠太は必死で食らいつこうとするが、#3名取鉄平は予選ヒートを走り切られなかった影響かペースが速くついていくことができない。そのまま#3名取鉄平は#8高橋悠之に対し平均コンマ1速いペースで近づいていくが、序盤に#8高橋悠之がレース展開にも助けられた結果により築き上げたマージンは長大で、そう簡単に追いつける距離ではない。後方では5番手を走行していた#34大草りきのペースが周りよりも悪く、14周目に#24宮下源都に、そして18周目のストレートで#27武井遥斗がパスした。トップ8はそれぞれ間隔が開きバトルが行われるような状況ではない中、予選ヒートでオープニングラップのクラッシュによりリタイヤを喫した#25佐藤巧望が追いついてきた。19周目には8番手の#7三村壮太郎をシケインでかわし、さらに翌周には#34大草りきをストレートでかわし7番手に浮上。#7三村壮太郎は19周目にピットイン、リタイヤとなった。

21周目の時点で配列は完全独走状態の#8高橋悠之、それをコンマ1づつ追い上げる#3名取鉄平、離れて#2野中誠太と#81山田杯利と#24宮下源都が微妙な距離感を保ちながら走行し、後ろに#27武井遥斗、追い上げをかける#25佐藤巧望、YHトップの#34大草りき、DLトップの#20井本大雅の順で並んでいる。#25佐藤巧望は24周目の最終コーナーで#27武井遥斗に並び、そして続くストレートでパス、6番手に立った。ラスト4周あたりから4番手の#81山田杯利の動きが怪しくなってきたが、その後ろにいる#24宮下源都もかなり厳しい様子で、パッシングできるような距離まで詰めることができない、#3名取鉄平は必死でトップを追い上げるが、さすがに残り少ない周回数ではそのギャップを埋めることができない。

そしてチェッカーが振られ、トップは完全独走の#8高橋悠之がOK初優勝を果たし、2番手に#3名取鉄平、3番手に#2野中誠太、4番手に#81山田杯利、以下#24宮下源都、#25佐藤巧望、#27武井遥斗となった。2番手チェッカーの#2野中誠太はフロントフェアリング脱落による10秒ペナルティにより、表彰台には#8高橋悠之、#3名取鉄平、#81山田杯利が立った。

1位 高橋悠之

レース展開にも助けられましたが、序盤に大きなマージンを築けたのが一番の勝因です。最初から自分の限界でアタックし続けようという意識で張氏続けました。一度後ろを確認していしまったら、そこでペースを落としてしまって、集中力も切れてしまうためです。この長すぎるレースを戦うには集中力切れは致命的です。OK初優勝はとてもうれしく、このままいけば第2レースの優勝も可能でしょう。しかしあまりにも気温が熱すぎます。ドライバーにもマシンにも厳しい状況となっており、体力切れが起こる前に暑さで頭がぼーっとしてしまうようなコンディションになってしまっています。決勝ヒートの28周という長い周回数をどうこなすかを考えてレースをせねばなりません。

優勝できたことは自分としても、チームとしても、BRIDGESTONEとしてもとてもうれしいことです。第2レースも優勝します。

2位 名取鉄平

まずBRIDGESTONEで表彰台を独占できたということは、自分の仕事を全うできたことだと思いうれしく思います。ですが、予選のクラッシュは悔やまれます。あれはトップから離されそうで焦ってしまったことが原因で起きてしまったミスですが、今後世界を戦っていくドライバーとなるためにはあってはならないミスでした。もしあれがなければ、また違った結果になったでしょう。

午後に向けてはまだまだやれることが残されているので、優勝は見えています。まずは予選ヒートでの完走が必須ですね。シーズン中盤のレースであるためにポイントランキングの行方を左右するであろうこのレースで、確実に優勝を狙っていきます。

3位 山田杯利

レースの序盤は仮に抜かれても落ち着いて走り、後半に勝負をかけようと考えていました。しかし実際にはレースのオープニングラップで混乱があったため序盤から前方に位置取りができました。後方から上がってきた#3名取鉄平のペースがいいことはわかっていたので、そこについてペースを合わせました。野中誠太の後ろについているときはずっと、自分の走りをしてペースを保ち、ちょっとづつ追いついていこうと考えていました。最後は野中誠太を抜きたかったのですが、タイヤも体力もかなり厳しい状況となってしまい、ラスト数周でペースが落ちてしまいました。これは課題として解決せねばなりません。ですが今回のPOK初表彰台獲得を弾みとして、次のレースも戦っていきます。

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