【2019全日本カート茂原】OK第5戦 予選ヒート

OK第5戦の17周の予選ヒートは16:20にスタート。TTの直後から降り出した雨はぽつぽつと続いており、路面が完全にウエットコンディションとなった。練習走行までの情報では、雨が降り続いているような状況ではDLが優勢という話だが、どのようなレース展開になるのか。

2周のフォーメーションラップの間に#93大草りくがマシントラブルか最終コーナー入口にマシンを止めてDNS、さらに#12森山冬星はエンジンが回らないのか隊列に入るのに苦労している。28台による隊列が組まれ、レッドシグナルが消灯した。

#43皆木駿輔が抜群のスタートを決めホールショットを取ると、#34渡会太一もそれに次いで好スタートを決め2番手につける。その後ろには#27伊藤琢磨、#5高橋悠之、#7朝日ターボが続く。#34渡会太一は明らかに動きが苦しく、オープニングラップのヘリポートコーナーで#5高橋悠之に、そして8コーナーで#7朝日ターボにかわされ5番手にドロップした。2周目には#27伊藤琢磨が#5高橋悠之と#7朝日ターボにかわれ、前方からじわじわと離されていく。この時点でトップ#43皆木駿輔は後方に対し大きなリードを築いており、単独状態となっていた。

4周目。7番手にいた#17高木悠帆が#10冨田自然と#34渡会太一をそれぞれかわし5番手に浮上。#17高木悠帆のペースはトップ集団と比べてもそん色のないレベルであり、ぐんぐんと前方の#27伊藤琢磨に追い付いていく。また5周目には#7朝日ターボが#5高橋悠之を交わした。6周目には#27伊藤琢磨に追い付いた#17高木悠帆は、勢いそのままに最終コーナーでこれを交わし4番手に浮上、そのまま前方に向けて追撃をかける。全体的にDL勢に速さがある中#7朝日ターボに食いついていた#5高橋悠之だったが、9周目にはついにペースに厳しくなってきたか、じわりじわりとその距離が離れてきた。そこに#17高木悠帆が追い付いてきた。11周目に完全に#5高橋悠之の背中を捉えた#17高木悠帆は、12周目の2コーナーで#5高橋悠之のインをつき3番手に立つ。ヘリポートで順位を取り返そうと謀る#5高橋悠之だったが、#17高木悠帆のブロッキングによってこれはならなかった。DLタイヤのほうがBSよりも明らかに食いつきが良いため、#5高橋悠之は#17高木悠帆のペースについていくことができず、徐々に距離が離れていった。

13周目、トップ#43皆木駿輔は完全に独走状態で、ペースを調整しながら走っている。2番手#7朝日ターボに対し#17高木悠帆はじわりじわりと追い付いているが、ペース的には2台ともに44.7秒前後で走行しているため、つかず離れずの距離感から詰まることはない。4番手には#5高橋悠之が単独、5番手には#27伊藤琢磨、#10冨田自然、#34渡会太一、#21井本大雅による4台の集団が形成されているが、細かい動きこそあれ順位の変動はない。そしてそのまま周回が消化され、チェッカーが振られた。

トップは#43皆木駿輔が独走。2番手#7朝日ターボ、3番手#17高木悠帆、以下#5高橋悠之、#27伊藤琢磨、#10冨田自然、#34渡会太一、#21井本大雅の順でチェッカーを受けた。

1位 皆木駿輔

スタートが抜群に決まり、その後も後方との距離が生まれたので、中盤以降からは流して走っていました。前半で朝日ターボが3番手に上がったことが確認できたので、DLタイヤのほうが動きがいいのだなということがわかりました。今回のDLタイヤはウエットでは他社を上回る性能を発揮しているので、この状況ではDLタイヤ同士での戦いとなるでしょう。明日のコンディションや雨量はわかりませんが、今日と同じとは限りません。本庄の時と同じように、あまり深く考えすぎず、その時の状況に応じてうまく展開を作っていけるように走っていきたいです。

2位 朝日ターボ

トップが逃げるのは想定していましたから、それ相応の順位でチェッカーを受けたと思います。最初は抑え気味で走っていたのですが、中盤にかけてペースが良くなってきたので、これは決勝に向けていい状況が作れたという感触を得ました。ただ、タイヤが思っていたよりも消耗してしまったことと、明日のコンディションが読めないことが気がかりです。雨が降れば最低限でも表彰台を獲得しなければなりません。とにかく皆木駿輔が速いので、彼にどう追い付き、どう抑えるかが課題の一つです。またレース中は思っていたよりも車の挙動に怪しい分がありました。このコースはトニー系にとってなかなか難しい部分があるので、それをどう合わせこんでいくか分析し、明日の朝にまた試して決勝に向けてセットアップしていきます。

3位 高木悠帆

スタート直後はグリップ感が足りないなと思ったのですが、3~4周目から感触が良くなってきて、車が前へ前へと進むようになってきました。そこからはただひたすらに車を信じて走っていました。雨のテストはチームとたくさんやってきたので、この予選ではとにかく車が乗りやすかったです。終盤朝日ターボに追い付いた時にもマシンをフルプッシュさせて一つでも上の順位を取ろうとしていたのですが、一方で彼はタイヤを温存するような走りをしていたので、そこにはドライビングの差を感じました。明日は今までやってきたことをすべて投入して、表彰台の獲得を目指します。

関連情報

【2019全日本カート茂原】OK第5・6戦 タイムトライアル | Paddock Gate

OKタイムトライアルはA・Bグループ分けにて行われる。天候は曇りで肌寒さを感じる気候。コース上はウエットパッチが残るものの、ほぼ完全にドライコンディション。

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