OK第9戦の予選ヒートは15時50分から12周にて行われる。日が大きく傾き、路面上のいくつかの部分は影がかかっている。各車がコースインしていく中、堂園鷲のエンジンに入らずDNSとなってしまう。加藤大翔と三村壮太郎がフロントローとなった隊列はゆっくりとコリドーに入り、レースがスタートした。
好スタートを決めたのは加藤大翔、そこに野澤勇翔、三村壮太郎、佐々木大樹、清水啓伸、佐藤蓮、小田優と続く。その中2コーナーでクラッシュが発生。熊谷憲太、小林利徠斗、上野晴紀の3人がストップした。2周目のヘアピンで野澤勇翔が加藤大翔のインを刺すが、加藤大翔はクロスを取ってトップを死守。佐々木大樹も最終コーナーで三村壮太郎のインを刺そうとするが、これはブロックラインを取った三村壮太郎が防いだ。しかし立ち上がり重視のラインを取った佐々木大樹は3周目の1コーナーで三村壮太郎のインに入って3番手に浮上した。
4周目、トップ加藤大翔の直後に野澤勇翔、少し離れて佐々木大樹と三村壮太郎、そこに佐藤蓮、小田優、清水啓伸、佐野雄城、梅垣清、山田杯利、佐藤凌音と続いている。ヘアピンで清水啓伸が小田優を交わすと、さらに最終コーナーで佐野雄城と梅垣清が小田優のインに入り込む。小田優はなんとか梅垣清を抑えると、そのスキを見て山田杯利が梅垣清をパスした。全体的に小田優は少しペースが悪いように見える。
5周目には野澤勇翔を捉えた佐々木大樹がヘアピンでこれをパス。更に翌周には三村壮太郎も野澤勇翔を交わした。トップ加藤大翔はマシンをプッシュさせ逃げようとしているが、それを捉えようと佐々木大樹もペースを上げて追従、そこに三村壮太郎も加わっていくことで、4番手野澤勇翔との差が開いた。7周目、TOP3がひとまとめになった直後、ヘアピンで三村壮太郎が佐々木大樹と加藤大翔を一気にパスしてトップに浮上、さらに佐々木大樹も2番手にたち、加藤大翔は3番手にドロップ。加藤大翔は徐々にペースが悪くなり、8周目に野澤勇翔にかわされ、さらに後ろから佐藤蓮が迫ってきた。
9周目、佐藤蓮は加藤大翔を3コーナーで刺そうとするが失敗、そこで失速したかヘアピンで山田杯利が佐藤蓮をパスすると、さらに佐野雄城も佐藤蓮をパスした。9周目、佐藤蓮の後ろの8番手に清水啓伸と渡部智仁が続いているが、渡部智仁がヘアピンでインを刺したところ2台がそのままヘアピンの外側にコースアウト。大きく順位を落としていった。
11周目、トップ三村壮太郎と佐々木大樹は距離が近いが、これ以上のバトルは行わないか。3番手野澤勇翔は若干単独気味で、4番手に加藤大翔と山田杯利、わずかに離れて佐野雄城、佐藤蓮、小田優、梅垣清、金子修、佐藤凌音が集団となっている。特に佐藤蓮がスピード不足か苦しそうな様子を見せており、12周目の1コーナーでブロックラインを取って後方を牽制している。25Rで小田優と梅垣清が佐藤蓮のインに飛び込むと、佐藤蓮はアウト側で粘りを見せる。しかしタイヤカスを拾ったか後方から一気に責め立てられ、順位をいくつか落とした。
ここでチェッカー・・・のはずが、チェッカーの振り忘れが発生。レース終了と思った数名のドライバーがペースを落としたことで混乱が発生したが、13周目にチェッカーが振られた。チェッカーふり忘れの場合は規定周回数消化時点の順位が優先される。このため結果は
- 三村壮太郎
- 佐々木大樹
- 野澤勇翔
- 山田杯利
- 加藤大翔
- 佐野雄城
- 小田優
- 佐藤凌音
- 佐藤蓮
- 金子修
のTOP10となった。