2019年12月26日、JAFより2020年全日本/ジュニア選手権の使用エンジン銘柄、使用タイヤ銘柄、および振興策が発表されました(公示No.2019-WEBK18 / 2019-WEBK19)。この規定は2020年から3年間適用されます。
各部門において使用エンジンに変更はありません。使用タイヤは、全日本FS-125部門、ジュニアFP-Jr部門にて変更が行われています。
全日本選手権 FS-125
ワンメイクエンジン:IAME PARILLA X30
~2019 | IAME PARILLA X30 |
2020~ | IAME PARILLA X30 |
振興策・協力体制
- 各イベントにエンジニアを派遣、サービスブースを設置し、補修、メンテナンス指導、部品供給の実施および代替レンタルエンジンの配備。
- プログラム協賛
- シリーズチャンピオンにIAME賞としてIAME商品券(IAMEエンジン製品購入、メンテナンス費用、レンタル費用に使用可)を提供。
※翌年日本カート選手権に参加しない場合は無効とする。 - IAME X30 JAPAN Cup ジュニア/セニアクラス優勝者を、IAME賞としてIAME International Finalに無償招待(参加車両手配含む)
ワンメイクエンジンはIAME PARILLA X30で変更無し。振興策としてはシリーズチャンピオン以外への商品券提供と、アジア地域選手の招聘策が削除された。
ワンメイクタイヤ:BRIDGESTONE YPC/YPP
~2019 | DUNLOP DFH/KT14 W13 |
2020~ | BRIDGESTONE YPC/YPP |
振興策・協力体制
- シリーズ1位~3位入賞者へのカート活動奨学金として、チャンピオン:100万円、第2位:50万円、第3位:30万円を協賛
- 毎戦の優勝者に賞金として10万円贈呈
- 毎戦の1位~3位入賞者にオリジナルグッズ提供
- プログラムへの広告協賛
- シリーズチャンピオンに以下2つのうちいずれか1つの特典を付与
① チャンピオンと同行者(本人の家族または本人が特に希望する者で、成人であること)の1名の計2名に対し、翌年開催の「INDY500(予定:5月/米国)」 又は 「SUPER GT海外ラウンド」のいずれかの視察研修会参加の費用負担(ブリヂストン手配のエコノミークラス往復航空券及び宿泊、入場券)
② チャンピオンに対し、翌年海外で開催のブリヂストンワンメイクカートレース参加の費用負担(ブリヂストン手配のエコノミークラス往復航空券及び宿泊、エントリーフィー、車輌レンタル料など)
※総額上限100万円まで ※当該レースの参加資格を有している必要あり - 開催コースにおけるタイヤサービス
全日本選手権FS-125部門ではタイヤメーカーがDUNLOPからBRIDGESTONEに変更。ドライタイヤはCIK公認のオプション(ハード)YPC、レインタイヤはCIK公認のYPPとなった。
振興策としては、毎戦の優勝者に10万円が贈呈されるほか、シリーズ上位3名に無条件で奨学金が与えられる。
全日本選手権 FP-3
ワンメイクエンジン:YAMAHA KT100SEC/KT100SD
~2019 | YAMAHA KT100SEC/KT100SD |
2020~ | YAMAHA KT100SEC/KT100SD |
振興策・協力体制
- シリーズチャンピオンにKT100SDかKT100SECベースEGいずれかを1基またはヤマハカート取引店で使用できる10万円分の商品券(ヤマハカート取り扱い商品)を進呈
- 各会場でのメンテナンスサポートサービス実施
- 各大会にプログラム・物品協賛
- 表彰式関連演出
ワンメイクエンジンはYAMAHA KT100SEC/SDで変更無し。振興策としてはシリーズ上位5位入賞者へのオイル贈呈ならびにシリーズチャンピオンへのヘルメット贈呈が削除された。
ワンメイクタイヤ:BRIDGESTONE SL17/SL94
~2019 | BRIDGESTONE SL17/SL94 |
2020~ | BRIDGESTONE SL17/SL94 |
振興策・協力体制
- シリーズ1位~3位入賞者へのカート活動奨学金として、チャンピオン:50万円、第2位:30万円、第3位:10万円を協賛
- 毎戦の1位~3位入賞者に賞金として、優勝者:5万円、第2位:3万円、第3位:1万円 を贈呈
- 毎戦の1位~3位入賞者にオリジナルグッズ提供
- プログラムへの広告協賛
- 開催コースにおけるタイヤサービス
全日本選手権FP-3部門はタイヤに変更無し。全国各地で行われているSLレースとの整合性が保たれた。
振興策としては毎戦上位3名に賞金が贈呈されるほか、シリーズ上位3名に無条件で奨学金が与えられる。
ジュニア選手権 FP-Jr
ワンメイクエンジン:YAMAHA KT100SEC
~2019 | YAMAHA KT100SEC |
2020~ | YAMAHA KT100SEC |
振興策・協力体制
- シリーズチャンピオンに、KT100SECベースEGを1基またはヤマハカート取引店で使用できる10万円分の商品券(ヤマハカート取り扱い商品)を進呈
- 各大会にヤマハ指定オイル(1缶)・プラグ(1本)支給
- 各会場へのデリバリーエンジンスタッフ派遣
- 各会場でのメンテナンスサポート実施
- 大会毎プログラム・物品協賛
エンジンはYAMAHA KT100SECで変更無し。振興策はチャンピオンへのエンジンまたは商品券進呈ならびに各大会へのオイル・プラグ支給が追加された。
ワンメイクタイヤ:DUNLOP SL9/SLW2
~2019 | BRIDGESTONE SL17/SL94 |
2020~ | DUNLOP SL9/SLW2 |
振興策・協力体制
- シリーズ1位の者に対し、翌年度同クラスに継続参加を希望する場合、カート活動奨学金として50万円、練習用タイヤとして DRYタイヤ1セット(SL6)/大会(年間最大5セットまで)を協賛
※賞典権利者が辞退もしくは対象外の場合、賞典権利を次位の者へ繰り下げる。但し、繰り下げはシリーズ3位までとする。
※2022年入賞者については、2023年度の同クラスの指定タイヤが同社以外の場合、無効とする。 - 毎戦の1位~3位入賞者にオリジナルグッズ提供
- 毎戦の優勝者にDRYタイヤ1セットを無償提供
- シリーズ1位~3位入賞者を「ダンロップ・モータースポーツ懇親会」に招待
- プログラムへの広告協賛
ジュニア選手権FP-Jr部門はタイヤメーカーがBRIDGESTONEからDUNLOPへと変更された。使用タイヤはドライがDL6、ウエットはSLW2となった。
振興策としては、翌年もFP-Jrクラスに出場することを条件に、シリーズチャンピオンに奨学金並びにタイヤが協賛される。毎戦の優勝者にはドライタイヤが1セット無償提供されるほか、シリーズ上位3名はダンロップ・モータースポーツ懇親会に招待される。
ジュニア選手権 FP-Jr Cadets
ワンメイクエンジン:YAMAHA KT100SEC
~2019 | YAMAHA KT100SEC |
2020~ | YAMAHA KT100SEC |
振興策・協力体制
- シリーズチャンピオンに、KT100SECベースEGを1基またはヤマハカート取引店で使用できる10万円分の商品券(ヤマハカート取り扱い商品)を進呈
- 各大会にヤマハ指定オイル(1缶)・プラグ(1本)支給
- 各会場へのデリバリーエンジンスタッフ派遣
- 各会場でのメンテナンスサポート実施
- 大会毎プログラム・物品協賛
エンジンはYAMAHA KT100SECで変更無し。振興策はチャンピオンへのエンジンまたは商品券進呈ならびに各大会へのオイル・プラグ支給が追加された。
ワンメイクタイヤ:YOKOHAMA ADJ/SL03
~2019 | YOKOHAMA ADJ/SL03 |
2020~ | YOKOHAMA ADJ/SL03 |
振興策・協力体制
- シリーズレース数の70%以上参加の全ドライバーに対し、その場にてDRYタイヤ1セット(ADJ)を無償提供。
- 毎戦DRYタイヤ1セット(ADJ)を賞品提供。
- プログラムへの広告協賛
- 開催コースにおけるタイヤサービス
- 全参加者に国内トップカテゴリー(SF等)の観戦無料招待(年1回)
- ドライビングスクールの開催(年1回)
ジュニア選手権FP-Jr Cadets部門はタイヤに変更無し。全国各地で行われているSLレースとの整合性が保たれた。
振興策としては、DRYタイヤの賞品提供は3セットから1セットへ減少。これまでは開幕戦参戦ドライバーにWETタイヤが1セット無償提供されていたが、今回からはシリーズ70%以上参加の全ドライバーに対しDRYタイヤが無償提供される。
関連情報
2020年日本カート選手権使用エンジン銘柄および振興策について|JAFモータースポーツ
JAFモータースポーツサイトでは、モータースポーツをもっと熱く楽しむために、観戦に興味がある方から参戦を目標としている方まで幅広くご利用いただけるコンテンツをご用意しております。
2020年日本カート選手権使用タイヤ銘柄および振興策について|JAFモータースポーツ
JAFモータースポーツサイトでは、モータースポーツをもっと熱く楽しむために、観戦に興味がある方から参戦を目標としている方まで幅広くご利用いただけるコンテンツをご用意しております。
【全日本カート】2020年のレーススケジュール発表 APGがOK部門を担当 | Paddock Gate
2019年10月31日、JAFより2020年の全日本/ジュニアカート選手権のスケジュールが発表されました(公示No.2019-WEBK13)。
【JAF】2020年国内カート競技車両規則&日本カート選手権規定が制定 | Paddock Gate
2019年8月15日、JAFより2020年国内カート競技車両規則と2020年日本カート選手権規定が公示されました。