2016全日本カート瑞浪:DLレインタイヤの圧倒的性能

2.BRIDGESTONE 2種類のレインタイヤ

今回BSは2種類のトレッドパターンを持つレインタイヤを各チームに供給していた。DLレインにも似た形状のものと、深く幅広い縦溝を持つものだ。ここでは前者をAレイン、後者をBレインと呼ぶこととする。

パターンA

三角形のパターンが特徴的なAレイン

パターンB

深く太い縦溝を持つBレイン

さて、レース前に複数のドライバーに話を聞いたところ、みな一様にBSレインタイヤへの不安を語っていた。タイヤテストや木曜日の練習走行で雨が降った際の結果が芳しくなかったのだろうが、その際のタイヤは果たしてAレインとBレインのどちらであったかはわからない。どうやらBレインのほうがハードウエットに強いタイヤとなっているようだが、ドライバーによってはBレインは「半周しかおいしいところがない」と酷評するほどトレッドが柔らかいらしい。日曜日の午後から降った雨に対し、決勝にむけて雨が強くなると予測したドライバーはBレインを選択していたが、結果的に雨は止む方向であった予選終了後にはボロボロになったBレインが数多く見かけられた。

中森丈晴の決勝直前のリアタイヤ

中森丈晴の第4戦決勝直前のリアタイヤ

決勝直前の川瀬友和のタイヤ。Bレインほどではないものの荒れている。

第4戦決勝直前の川瀬友和のタイヤ。Bレインほどではないものの消耗は激しい。

ただし決勝の結果をみると、BS最上位フィニッシュとなった野中誠太、そして名取鉄平、中森丈晴、大草りきまでがBレインを使用、以下はトラブルや接触により下位に沈んだドライバーを除けばAレインを使用したメンバーが並んでいる。BS同士の戦いではBレインを選択したドライバーに有利な展開となったことは明白であるが、レース序盤で一気にDLに差をつけられ、最上位の野中ですら6位フィニッシュとなった今回のBSのレインタイヤは明らかに他社に劣っていたといわざるを得ない。ドライタイヤでも同様に初動の強さを発揮したDLに圧倒されてしまったBSタイヤ、すでに茂原のタイヤテストは終了したとの情報もあることから、次回も厳しい戦いとなることが予想される。

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第4戦決勝終了後の野中のマシン

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