JAFは2026年7月1日に行われた「2027年以降の全日本カート選手権方針説明会」にて、四輪自動車競技用限定Aライセンス制度の抜本的見直し、現在のSLライセンスの見直しや、今後登場するGRカートなど入門カート向けにライセンス制度の創設などを検討していると発表しました。
JAFではユーザーからカート競技ライセンス制度に関する不満や不明瞭、不公平さという声が上がっていることを受け、「どこまで変えることができるかは約束できない」としながらも、よりわかりやすいライセンス制度への抜本的な変革を検討しています。
限定A級ライセンスの抜本的見直し
まず大きなポイントとして、四輪自動車競技用限定Aライセンス制度の在り方に関しては、抜本的に見直す時期に有るのではないかとの考えを提示しました。
カートを除く四輪競技は運転免許を取得した18歳以上のみが出場できるため、国内Aライセンスは18歳以上で取得可能です。一方でJAF公認カート競技において所定の出場実績を満たすことで、16歳以上18歳未満のドライバーが取得できるのが限定Aライセンスです。早期に四輪レースへの出場を目指すドライバーは、全日本カート選手権や地方カート選手権への出場が必須となっています。
JAFは、限定Aライセンスに関連するところで歪んだ競技への参加が発生している他、特認制度を利用した限定Aライセンスの取得など、ユーザーの不満や不公平さを訴える声があるとし、限定Aライセンスの在り方や特認制度の方法を含め、四輪競技出場を目指す選手にとってわかりやすい段階にするべきだとの考えを示しました。
SLライセンスの見直しや、GRカート向けライセンスの創設を検討
国内で発行されるカート向けライセンスは、JAFが発行するカート競技用ライセンスの他に、SLO(SLカートスポーツ機構)が発行するSLライセンスがあります。多くのレーシングカーターはSL競技から始めるためにSLライセンスから取得しますが、JAFとしてSLライセンスの見直しをやっていきたいとの考えを示しました。
さらにJAFは入門ライセンスの創設も検討しています。これは主に2026年秋に発売予定のGRカートを対象としたものです。GRカートはJAFとしても期待値が高い商品であり、しっかりと根付かせていくためにも必要なライセンス形態を用意したほうが良いという考えを示しました。安全性や競技としての公平性を担保するために、わかりやすいライセンス形態を用意したいとします。
特にGRカートはレンタルカートよりも競技性が高く、小学校高学年から大人まで幅広く活用できるのが魅力です。その上のステップとして現在はSLレースがあり、この接続が一番スムーズであるという考えを示しました。特にSLレースは2027年末にヤマハが撤退するという事実があり、今後についてカート業界内で不安があります。カート競技の底辺をより良くするため、GRカートからSLレースへの連携を模索したいとします。
GRカートの普及に合わせて、エントリーカートの安心安全、親御さんへの理解や安心をしてもらうために、よりライトなコース公認が必要であるという考えも発表しました。JAF公認カート競技が年々減少しているため、JAF公認コースも減少しています。あくまでも公認コースを増やすことが目的ではないそうですが、安心安全なコースであることを担保するという意味で、競技者や初めてカートに乗ろうとする人が踏み入れやすい公認制度を検討しています。









