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Home 特集記事 PG Test

20代カーターの救世主となりえるか?!新設クラス”AVANTI YOUTH”に参戦してみた

Paddock Gate編集部 by Paddock Gate編集部
2018/09/26
in PG Test, Public Relations
0
20代カーターの救世主となりえるか?!新設クラス”AVANTI YOUTH”に参戦してみた
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1年ぐらい前の話なのだけど、とある人に『もしレーシングカートに新しいカテゴリーを作るとすれば、どういうものがいいだろうか?』と相談された。僕は「20代が活躍できるレースがいいです!KTよりは速いけど、X30ほど速くなく、かつランニングコストがあんまりかからない、そういうカテゴリーが欲しいですね。20代ドライバーたちを活性化させる有効な手段ではないでしょうか。」と答えた。正直な話、自分が出たいなと思えるカテゴリー像を言っただけなのだけども、即座に『え~、でも20代ってお金持ってないでしょ?』と返されてしまった。お金持ってる世代の人たちだって勝手に生えてくるわけじゃないのに…。

20代カーターのためのカテゴリーが欲しい

”若者の○○離れ”なんて言葉があふれる昨今だけども、正しくは”お金の若者離れ”なんじゃないの?という批判の一つもしたくなる。いつの時代だって若者にはお金がなかったと反論してくる人には、物価の動向を加味した初任給の推移とか、過去と現在の昇給率、ここ15年で生涯賃金が2000万円ほど下がっている事実を見てほしいのだけども、これは本題と逸れるのでそこはスルーしよう。現代の若者はとにかく将来が不安で仕方がないのに、レーシングカートなんてやってられるわけないじゃないか!

…でも僕はレーシングカートに乗りたいんだよね。だって大好きなんだもの。

鈴鹿選手権の新設クラス:AVANTI YOUTH

はぁ~空から5000兆円が降ってこないかなぁ~、なんて突拍子もないことを考えていた去年の年末に、CRG JAPANよりこんな話をいただいた。

「来年の鈴鹿選手権(※鈴鹿サーキット南コースで行われるローカルカートシリーズの通称)で、20歳前後のドライバーが活躍できるような新設カテゴリーを作るんですけど、よかったら出てみませんか?」

その新カテゴリーこそが、今回参戦してみたAVANTI YOUTHだったのだ。どんなカテゴリーなのか、通常のAVANTIクラスと比較すると、

クラス AVANTI YOUTH AVANTI
エンジン PRD AVANTI(空冷125cc セル・クラッチ付き)
タイヤ YOKOHAMA ADVAN SL07 BRIDGESTONE SL17
最低重量 150kg 155kg
年齢制限 12~25歳 18歳以上

※2018年に限り年齢制限は当該年度11歳~25歳

というように、年齢層を若手に限定し、かつタイヤと最低重量によりハイスピード化を図ったカテゴリーとなっている。年齢制限の下限が低いのはちょっと気になるけども、確かにこれは面白そう。年齢上限的に2018年は僕が出場できるギリギリなので、参戦するなら今しかない!

8月の鈴鹿選手権に参戦

それから時は流れ、8月11・12日に行われる鈴鹿選手権第5戦に参戦することを決めた。僕は2015年の鈴鹿選手権SFCクラス(※ミッションカートクラス)最終戦に出場して以来レーシングカートに全く乗っていなかったので、カートに乗ること自体が2年半ぶり。参戦が決まってからは、たるんだ体を鍛え直し、装備品をチェックしていった。体重はどうにか妥協点だろうというところまでは減量に成功し、いざ鈴鹿へ!

レース前にまずはカートを組まねばならない。久しぶりのマイカートはSFC参戦当時のまま残していたので、YAMAHAのYZ125をささっとおろして、

PRD AVANTIをドーンと搭載。KZシャーシ故にフロントブレーキやらシフトレバーやらの余計なものがたくさんついている一方で、マフラーステーやらスプロケハブなど必要なものが付いていないため、スプリント仕様への変更は割とめんどくさかった…。AVANTIの搭載には、サブシートステーの取り回しやインテークホルダーの取り付けに難儀するものの、扱い自体はKT100SECとそう大きく違いような印象。僕は大きなヘッドに右ひじが当たるのが嫌なので、気持ち後ろ側にエンジンを搭載した。

久しぶりでも普通に走れて一安心!

そして金曜日から練習走行を開始。あまりにも久々すぎてシートに座った時は胸のドキドキが収まらなかったが、僕の気持ちを落ち着かせるようにCRG JAPANよりレンタルした新品のAVANTIエンジンは一発で始動した。慣らしをしている間に感じる少しガサツとも言えるような大きめの振動に、「RK100を思い出すなぁ~」なんて感慨にふけっていると、ペースを上げてきても普通に乗れている自分に気が付いた。あぁよかった。目もスピードについていっているし、キャブセットだってちゃんとわかる(熱が入ってくるとキャブがボケるというAVANTIの特性はご愛嬌)。周回を重ねるごとに感覚を取り戻していったし、タイム的も友人から譲り受けた中古タイヤということを考慮すれば、それほど問題は無さそうだ。新品エンジンのアタリがまだつかないのか、若干中速の伸びが足りないが、レースは十分戦えるだろう。わずか3セッションしかなかったのに、久々すぎて体の様々な部分に無駄に力が入ってしまいやたらと疲れた、ということが難点ではあるが…。

一晩明けた土曜日は、午前中に2本の練習走行があり、午後から公式練習&タイムトライアルというスケジュール。普段の鈴鹿選手権は1day開催だが、今回は開催クラス数が多いため2day開催となっている。金曜日は体の慣らしに費やしたので、朝の練習走行ではセッティングを小変更しマシンの動きを確認。ADVAN SL07は縦グリップの強さに比べると横グリップが低く腰砕け感がある、という特徴を持っていることを金曜日に理解したため、それ+新品タイヤになった時の動きを予想しセットを決定。意識的に体から力を抜くことで無駄な疲れも抑えることができた状態で、レーススケジュールに突入した。

タイヤとエンジンの特性に翻弄される!果たしてレースの結果は…

鈴鹿選手権では公式練習とタイムトライアルが連続して行われるという変則的なスケジュールが特徴。AVANTI YOUTHのセッションは夕方に行われたとはいえ、気温が高いことを考慮しセッション開始から1分ほど待ってコースイン。走ってタイヤを温めていると、とんでもないことに気が付いた。

「あ、完全に空気圧ミスった…。」

新品タイヤのグリップの高さに対して空気圧が高すぎたために、タイヤの反発が強くマシンがコーナーで跳ね、タイムを伸ばせない!周回を重ねるごとにタイムは上がったので最後まで走り切ったが、結果は10台中6番手、トップからは0.575秒差の53.405秒となった。トップだけが2位よりもコンマ3速いとはいえ、この状況は正直キツイ。タイムアタック終了後にトップタイムを出したドライバーに空気圧を聞いてみたところ、やはりもっと下げる必要があることが分かった。どうやらADVAN SL07はこのパッケージでは温間70kPa前後の空気圧がいいようだ。僕は次の予選ヒートに対しては想定温間65kPaで設定して挑んだが、人によって設定圧は大きく異なっていたので、あくまで参考までにしてほしい。

日曜日は朝から晴天。タイムトライアルでの反省を生かし空気圧を下げた。さらに路面コンディション変化に合わせるべく、リア周りの剛性を落として10周の予選ヒートに挑む。これまで参戦していたSFCクラスはスタンディングスタートだったので、ローリングスタートはおそらく7年ぶり?とはいっても昔から慣れ親しんだスタート方式なので特に問題はない。これまでやってきた時と同じようにハイニードルを15分ほど絞ってローリング隊列に並び、ホームストレートに突入。前後の間隔を図りながら、レッドシグナル消灯と同時にアクセルをじわっと踏み込んだまさにその瞬間!

ブホ~~~~~

と気の抜けるような音がエンジンから響いたと同時に失速!えぇ~!?明らかにエンジンに燃料来てない!慌ててキャブ開度を戻すとエンジンは息を吹き返したものの、時すでに遅し。1コーナーにアプローチする9番手とは大きく差が開いていた!ヒート後に聞いた話だが、AVANTIはローリングでキャブを絞らないそうな。じゃあなんでみんな右手をキャブに添えてたの…。これでは実質最後尾スタートじゃないかと思いながら1-2コーナーを曲がり、鈴鹿の長いバックストレートに入ると、スタート直後のためか後方集団はグッと固まり争い合っていた。このおかげで3-4コーナーで3台パスし、7番手に立つことができた。前との差は開いていなかったので、2周目の3コーナーで1台かわし6番手に。まだアタリが付かないのか中速が伸びない点にもどかしさを感じつつも、4周目の最終、そして6周目の2コーナーで1台ずつパスし4番手まで浮上。後ろにピタリとつけるドライバーを抑えつつ、離れてしまっていたトップ3との距離を詰めようとマシンをプッシュ。しかし届くには残り周回数が足りず、4番手のまま10周の予選ヒートが終了した。ベストタイムはファステストとそん色なく、タイムも安定しており、車の動きも問題がなかった。スタートさえちゃんと切れればトップ争いができたはず、という感触を掴んだので、これはイケちゃうかもな~なんてワクワクしながら車検を受けた。

ところがこの後、鈴鹿サーキットは強烈な雷雨に見舞われたのだった…。凄まじい雨によりコースは一部が冠水、さらに雷が鳴りやまなかったため、AVANTI YOUTHを含むほとんどのクラスの決勝ヒートが中止となり、僕の久々のレースは予選ヒートでの4位という結果に終わった。実際あの状況でレースをするのは危険であったので、中止の決断は正しかった。

AVANTI YOUTHは”ちょうどいい”マシンパッケージ

天候のおかげで消化不良感は否めなかったが、やはりレーシングカートは最高に面白い、ということを改めて感じた週末だった。ぶっつけ本番で挑んだが故のトラブルも確かにあったが、楽しいレースができたのは事実。そしてその楽しさを引き上げてくれたのがAVANTI YOUTHのパッケージであった。タイムトライアルでのトップタイムを他クラスと比較すると、AVANTI YOUTHは通常のAVANTIと比べ鈴鹿南コースで1.6秒、YAMAHA SSと比べるとなんと3.1秒も速いタイムを刻んでいた。このスピード感はKTでは決して味わうことができない領域である。一方でX30やSenior MAXと比べると2秒前後遅いので、身体への負担はそこまで高くない。低速を重視したトルクフルなエンジン故にアクセルワークの神経質さもなく、空冷エンジンなのでメンテナンスも簡素で手がかからない。

確かにKT×SL17のパッケージと比べると、エンジンもタイヤもそれぞれに癖が強い。熱が入るとキャブはボケるし、高回転の伸びが気持ちいいとは言い難い。横が弱いというタイヤ特性は、若干ではあるがレーシングカートらしさに欠ける動き方を強いられる。しかしそれらはライバルと同条件。全体的に見れば、KTからのステップアップ組にとっては目覚ましいほどの速さがあり、それでいてランニングコストはきっちりと抑えられているのだ。振り返ってみると、

  • KTより速いマシンに乗りたいが、ランニングコストはできるだけ抑えたい
  • これまで水冷カテゴリーでバリバリやってきたが、最近は若手のアグレッシブさがしんどい
  • 再びレーシングカートでレースをしたいので、安価でそこそこ速いのに乗りたい

そんな10代後半~20代の要求にピタリと合うちょうどいいパッケージ、それがAVANTI YOUTHであった。願わくば、他クラスとの兼ね合いもあるだろうが、年齢の下限を15歳ぐらいにするとターゲット層がより明確になるだろうし、上限も27~28歳ぐらいにしてくれれば僕があと何年か出られるので嬉しい(笑)。年齢上限を迎えたときには、通常のAVANTIクラスに参戦するか、あるいはエンジンを新たな若手に譲り、KTや水冷エンジンなどの他カテゴリーに挑戦するのもいいだろう。今はまだ鈴鹿サーキットでしか開催されていないカテゴリーだが、全国に広く普及し、悩める20代カーターの選択肢の一つとなることを期待したい。

文:藤松楽久
写真:Paddock Gate・Y’s Photo

関連情報

http://www.crgjapan.com/web/products/2010/08/prd-avanti-1.html”]

http://www.suzukacircuit.jp/kart_s/

Tags: YOKOHAMA鈴鹿サーキット国際南コースレーシングカートAVANTI YOUTHPRDAVANTIADVAN SL07レース参戦記
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