全日本カート選手権最高峰カテゴリーにYOKOHAMAタイヤが参戦を開始し始めて、11年が経過した。以前は強大な他メーカーに全く歯が立たず、レース後のタイヤをチェックしに来るライバルは誰もいなかった。それがどうだろう、今年のツインリンクもてぎで行われた第2戦で、ついにドライコンディションでの初優勝を獲得。雨中決戦となったスポーツランドSUGOでの第7戦では、こちらも史上初となる表彰台を独占。そして最終戦となる鈴鹿サーキットでの第9戦が終了した時点で、シリーズチャンピオン獲得を確定させた。ポイントゲットで喜んでいたかつての姿は消え、2位を悔しがるようになった。追う立場から、追われる立場へ。戦えるタイヤから、勝つタイヤへ。YOKOHAMAの進化は続いていく。