BSのレインタイヤは4種類のコンパウンドが存在した?【2019全日本カート茂原】

全日本カート選手権のOK部門は、BRIDGESTONE、DUNLOP、YOKOHAMAの3メーカーによるスペシャルタイヤで競われている。各メーカーは金曜日の走行終了までには使用するタイヤを決め、土曜日の朝に搬入、大会主催者がそれを各メーカーごとにシャッフルした後、タイヤはドライバーに配られる。このため、例えば「特定のドライバーを勝たせるために1setだけハイスペックなタイヤを用意する」というような作戦を取ることは、現行ルール上は不可能となっている。

…レインコンディションの場合を除いて。

4種類のコンパウンドを用意したBRIDGESTONE

レインタイヤはドライタイヤとは違いディストリビューション制ではない。このため、ひとたびレインとなれば、タイヤメーカーは任意のドライバーに任意のタイヤを渡すことも可能となる。これを利用し、2019全日本カート選手権の茂原ツインサーキット大会でBRIDGESTONEが取った作戦がこれだ。

複数種類のコンパウンドを用意し、ユーザーに選ばせたのだ。Paddock Gateが取材したところコンパウンドは、

  • ハード
  • ミディアム
  • ソフト
  • スーパーソフト

の4種類があったとされ、ほとんどのユーザーはハードとミディアムから選択できたという。確認出来た限りでW2~W5までの識別印がサイドウォールに書かれていたが、どうやらどのコンパウンドが何番か?はドライバーによって異なる場合があるらしく、誰がどのコンパウンドを履いていたかを正確に把握するのは難しい。

「ハードとソフトでは明確にアドバンテージの差があった」と証言するドライバーもいたが、レインの場合は雨量によってタイヤの発熱量が異なるため、どのような状況でも常にベストな性能を発揮するタイヤを用意することは困難とされている。比較的雨量が多かった本レースでDUNLOPに大敗を喫したBRIDGESTONEにとって、コンパウンド選択をユーザーに任せたのは苦肉の策だったのかもしれない。

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2019年7月7日に開催された全日本カート選手権東地域第3戦 茂原ツインサーキットのリザルトが発表されました。なお、ポイントランキングはPaddock Gate独自集計によるものです。

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