BS廣川佑介「トータルで見たときのベストチョイスをした」【2019全日本カートSUGO】

2019全日本カート選手権SUGO大会はまたしても天候に振り回されるレースとなった。木曜日はドライ、金曜日は弱いレイン、土曜日のドライで出来上がった路面は夜間の雨でリセットされ、日曜日はセミウエットからの路面回復と、ひと時として同じコンディションが存在しなかった。

そのような難しい状況下に置いて、他社と比較すると「先行逃げ切り型」と表現できるようなタイヤを投入したBRIDGESTONE。この選択はハイリスク・ハイリターンだったのか、もしくはコンディションを読み切ったものだったのか。チャンピオンに王手をかけた一戦を探る。

Paddock Gate:TTでは上位を占め、第7戦はダンプコンディションで佐々木大樹が優勝し、第8戦はBRIDGESTONE勢が表彰台を独占しました。天候変化が激しく難しいコンディションの週末となりましたが、その中でもBSはかなり攻めたタイヤチョイスをしてきたのでは?という話も耳にしました。

BRIDGESTONE 廣川佑介 :元々予報的にも非常に難しい週末で、天候が読めませんでした。さらに木曜日・金曜日の二日間だけでも天候がコロコロと変化したため、用意したタイヤに対して十分な評価をすることができませんでした。ですがその中で最善を尽くそうとしました。タイムで負けてTTで他メーカーに前に出られるのは避けたかったので、TTでBS全体で前に出るという作戦を取るべく、様々なチームと話をして今回のスペックを選定しました。結果作戦がハマり、ベストチョイスをしたといえる結果になったのだと思います。

PG:日曜日朝のダンプコンディションは事前の天気予報でも十分想定できたコンディションだったと思います。確かに佐々木大樹はレース展開を作ったことによって優勝しましたが、実際には他メーカーに迫られたレースでもありました。その点についてはどうでしょうか?

廣川:確かに第7戦の表彰台を見ると、2位と3位はDUNLOPの選手が立ちました。しかし、我々が考えたのはレースウィークをトータルで見たときのスペックです。実際にあのコンディションは想定していましたが、第7戦、第8戦の両方を見たときのベストチョイスが、今回のスペックでした。

PG:第8戦では前半にBS勢が逃げ出し、終盤までこらえました。しかしやはりこちらも同様に後半にDL勢が上がってきたレースでした。後半のDL勢の伸びは脅威に感じたのではないでしょうか。

廣川:彼らが後半上がってくるのはある程度想定はしていましたが、結果として確かに追い立てられてしまいました。これは今回の課題としてきっちり認識して、最終戦のもてぎに向けテストを行って、タイヤを作りこんでいきます。

PG:今年は想定以上に気温が低くなったり、雨に振り回されるレースが非常に多いです。最終戦であるもてぎは11月中旬で、この傾向から言えば非常に寒いのではないかと予想されます。そのコンディションに対して自信はありますか?

廣川:自身が有るか無いかではなく、やれるだけのことをやるだけです。今回も気温が下がった時のことを想定し、対応できるものをきちんと準備をしてきていました。高いパフォーマンスを持つタイヤを作るのみです。

PG:SUGOの結果によって、久しく遠ざかっていたチャンピオンに王手をかけることができました。最終戦に向けた意気込みをお願いします。

廣川:今回のレースできっちり確実にポイントを重ね、チャンピオンに向け良い結果を得ることができました。しかしこれで浮足立ってはいけません。最終戦に向けやるべきことを確実にこなし、高いスペックを持つ物を用意します。我々のドライバーがチャンピオンを獲ってくれると信じています。

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2019年10月6日に開催された全日本カート選手権東地域第5戦 スポーツランドSUGOのリザルトが発表されました。なお、ポイントランキングはPaddock Gate独自集計によるものです。

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