2019シーズンが開幕する前から期待のルーキードライバーとして囁かれていた渡会太一。いざシーズンが開始されると、確かに前評判通りのスピードを見せつけながらも、表彰台にたどり着くことができないドライバーであった。
ところが全日本カート選手権第8戦で転機が訪れた。これまでの反省を生かしタイヤに余力を持たせた状態で決勝中盤まで淡々と走行すると、トップのバトルが起こったと同時にスパートを開始、2位以下を一気に突き放し独走で優勝を決めたのだった。あれは渡会太一の持つ「速さ」が「強さ」へと進化した瞬間だったのかもしれない。
Profile
渡会 太一(ワタライ タイチ)
生年月日:2004年2月8日
出身地:埼玉県
チーム:Drago Corse
ゼッケン:34
マテリアル:Drago Corse / TM / BRIDGESTONE
スポンサー:K.SPEED WIN / Drago Corse / SHAKEHAND
最近の戦歴
2015年 | ジュニアカート選手権FP-Jr Cadets部門 シリーズ4位 |
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2016年 | ジュニアカート選手権FP-Jr Cadets部門 シリーズ4位 |
2017年 | ジュニアカート選手権FP-Jr部門 参戦 |
2018年 | 全日本カート選手権FS-125部門 シリーズ4位 もてぎカートレース X30クラス シリーズ2位 |
前回のスポーツランドSUGO大会について
OKデビューイヤーではありつつも、シーズンを通して一発の速さを出してきた記録があるため、SUGOに対しても自信を持って挑むことができました。しかし、SUGOはカデットの頃から良い結果を残すことができていないため、少し神経質になっていた部分がありました。雨天となった金曜日の練習では良い感触を得ることができなかったので、ウエットコンディションへの不安が残っていましたが、結果レースは常にドライコンディションとなったため、不安なくレースに挑むことができました。