2019シーズンは佐々木大樹が自身11年ぶりとなる最高峰カテゴリーでのチャンピオンを獲得し、BRIDGESTONEに7年ぶりの栄冠をもたらした。彼は今シーズン7度表彰台に登り、そのうち3度の優勝を手にしたが、その一方でタイムの面ではベンチマークにされることが少なかった印象が否めない。スピード不足に苦しみつつも、決勝では常に強さを見せ続け、そして最高の結果を手に入れた佐々木大樹。彼の戦いは、これからも続いていく。
今シーズンを振り返って
「今年のレースは去年以上に厳しいものがありました。リザルトを見ればわかる通り、TTでも予選でも、一度もトップを取っていないのです。決勝では強さを見せることができましたが、純粋な速さでは、山田杯利や渡会太一といったドライバーたちに負けていました。どの部分で負けていたかを具体的にすることは難しいですが、コンディション変化に対する柔軟性であったり、エンジンであったり、トータルバランスで劣っていました。これはTONYKART RACING TEAM JAPAN全体で改善していかねばなりません。来年はチームと共にポテンシャルを引き上げ、TONYKARTのドライバーでトップを占められるようにしていきたいです。」