レーシングカートのステアリングコラムを挟み込む形で取り付けるステアリングシャフトストッパーには、自動車用ダンパーで言うところのストローク規制に似たような効果がある。一般にコラムの下側に取り付けると、フロントタイヤが沈み込むような動きをしたときにストッパーによりシャーシのしなりが抑制され、フロントタイヤを押さえ込む力が強くなる方向に働く。
ただしストッパーとコラムが擦れることで、特にターンイン時などにハンドルが多少重くなってしまうことは難点としてあげられる。HIROTEX RACINGではこれの対策を2026年全日本カート選手権の開幕戦、モビリティリゾートもてぎ大会で施してきた。
スタストベアリング付きステアリングシャフトストッパー

通常ではストッパーとコラムが直に触れるところを、間にスラストベアリングを入れている。スラストベアリングにより接触時の回転方向への抵抗が低減され、ハンドリングが改善されるはず。この機構はOK部門出場の横山輝翔ほかジュニア部門出場選手のマシンにも取り付けられていた。

実際の効果については「よくわからない」という回答だったが、横山輝翔はルーキーにして第1戦で3位表彰台、第2戦でも終盤のクラッシュまでトップ集団を走り続けた。今期のOKドライバーで最も小柄な彼の走りを支えたパーツであったことには間違いない。










