鈴鹿サーキット国際南コースで行われた2018全日本カート選手権OK部門の最終戦は、BRIDGESTONE×佐々木大樹の2連覇という形で終結した。前回のSUGO大会により、シリーズチャンピオン奪還は厳しい状態に追い込まれたBRIDGESTONE開発陣は、このラストチャンスに全てを賭けるかの如く、木曜日からドライバーと密にコミュニケーションを取り合っていた。気温・路面温度・ゴムの乗り・他社の動向、あらゆる要素を読み切ったBRIDGESTONEは、レースが始まるとTTから上位を独占。シーズンの最後までドライバーの足元を支え続けた。レース後のBRIDGESTONEブースのメンバーの視線は、すでに来シーズンに向かっていた。