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2023年のヤマハSS/SSSはYAMAHA専売DUNLOPタイヤに決定か?YOKOHAMAにほぼ不成立クラスを分配?

藤松 楽久 by 藤松 楽久
2021/11/03
in Topics
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2023年のヤマハSS/SSSはYAMAHA専売DUNLOPタイヤに決定か?YOKOHAMAにほぼ不成立クラスを分配?
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サーキットを歩いていると、パドックからとある噂を耳にした。それは

BRIDGESTONE撤退後となる2023年にSLレースの主要クラスはYAMAHA専売モデルのDUNLOP製タイヤが指定に。これはSLO内部で決定され、YOKOHAMAには現在ほぼ不成立のクラスを割り当てた。

という内容だった。

BS撤退後のレーシングカートタイヤ問題

事の発端は2019年9月まで遡る。株式会社ブリヂストンが2022年末でのレーシングカート用タイヤの生産から撤退を発表したのだ。 国内トップシェアメーカーの撤退発表はレーシングカート業界に激震を走らせた。

BRIDGESTONEがレーシングカート用タイヤの生産から2022年末をもって撤退

現在BRIDGESTONEタイヤは日本国内レーシングカートで6~7割のシェアを持っていると見られる。YAMAHA SSクラスや全日本FP-3クラスで用いられるYNL(SL17)はもちろん、全日本/地方FS-125クラスで使用されるCIK公認のYPC、さらにキッズカートやレンタルカート用タイヤの枠が2023年から一気に開放されるとあって、国内タイヤメーカーやインポーターは牽制を掛け合っている状況だ。実際インポーターによってはすでに海外製タイヤの輸入しているところもある。中でも全国各地で広く開催されているSLレースの指定タイヤとなるかどうかは、この業界でのビジネスを確実なものとするために押さえておきたいポイント。当然国内メーカーであるDUNLOPとYOKOHAMAが、BRIDGESTONEの空いた穴を埋めるだろうと考えられていた。

SS・スーパーSSがDUNLOP製YAMAHA専売タイヤへ?

しかし2021年10月、事態は急激な動きを見せた。2023年から、SLレースの主要カテゴリーであるYAMAHA SSクラスとYAMAHAスーパーSSクラス指定タイヤがDUNLOP製に大方決まったという話が浮上したのだ。それもYAMAHA専売モデルとして販売される形を取るという。

日本全国で開催されているYAMAHA SSクラス

YAMAHA専売タイヤはDUNLOP製SLFDがあるが、これは現在SLカテゴリーのTIA・TIAジュニア・SSレジェンドクラスで採用されているほか、2021年よりJAFジュニアカート選手権FP-JrクラスでSL6に代わり使用されている。このタイヤはOEMのようなものであるためヤマハ特約店でしか購入することができない。

あくまでも噂だが、どうやらこの動きはDUNLOP側からの提案をSLOとYAMAHAが受け入れた形となっているようだ。かつてSLOはタイヤメーカーへ専売タイヤの製造を持ちかけたことがあるとも言われているが、近年のSLOからはそのような動きは見られていなかった。ただ、おそらくだが2021年よりYAMAHA専売であるWAKO’S製のエンジンオイル(YAMAHA Formula KT 2CR)をSLレースの指定オイルとしたことからも、この専売タイヤへの動きを主導したのはYAMAHAではないかと推測される。

【SLO】KT100SEC一本化並びにオイル指定化が決定。オイルは2021年1月1日から
SLレースがオイル指定&KT100ダイレクト廃止へ。ヤマハカート部門存続のための避けがたい愚策

YOKOHAMAはジュニア以下を83タイヤで担当か?

現在SLレースではTRYカデットとカデットオープンクラスをSLJ(ADJ)タイヤで担当するYOKOHAMAだが、2023年からはそれに加えてSSジュニアを担当する流れとなるらしい。しかもこれまで使われていたSLJタイヤに変わり、すべてのカテゴリーをSL83タイヤに切り替えるようSLOより指示されたと見られている。なぜこのタイミングで設計の古いSL83をあえてSLOが指定したのかは一つの疑問である。

YAMAHA SSジュニアはTIAジュニアのオープンフレーム版で、小学4年生~中学生が参加可能。カデット(小学2年生以上)とSS(小学6年生以上)に年齢区分が重なっているがゆえに現在ではレース成立が難しく、現状開催されているシリーズはごくわずか。2021年のSL全国大会でも同クラスのエントリー数は14台にとどまっている。YOKOHAMAは実質的にほとんど存在しないクラスを押し付けられた形だ。つまりYOKOHAMAにとって販売数増加はSLレース上では見込めず、これまでBRIDGESTONEが持っていたシェアをすべてDUNLOPが取っていく形となる。このタイミングで12個あるクラス区分を再編成、SSクラスへの出場可能年齢を引き上げSSジュニアの成立を促すという話であれば納得もできるが、そのような話は現時点では無いようだ。

少子化に伴いジュニアカテゴリーの参加台数は減少傾向にある

新DLタイヤはSL9のリネーム版になる?

ユーザーにとって問題となりそうな事は、新しいDUNLOP製タイヤがまだ存在していない点にある。通年で安定した性能を引き出す必要がある市販タイヤの開発にはそれなりの時間がかかるはずだが、ここまでDUNLOPが新しい市販タイヤの開発を行っているというニュースは入っていない。となると既存タイヤのリネーム版となることが予想されるが、現状のBRIDGESTONE SL17と近いスペックのDUNLOPタイヤはSL9一択となる。

SL9がハイグリップ化?新旧ロットにより大幅な性能差がある疑惑が浮上

しかしSL9といえば2017年に地方FS-125部門の指定タイヤになったと同時に、製造ロットにより大幅な性能差があることが問題となったことが記憶に新しい。万が一新タイヤが安定した性能を発揮できず、日本全国のSLレースで同じような問題が発生した場合、SLレースそのものの根幹がゆるぎかねない。

これら一連の動きはSLOが自ら決定したと見られ、入札などタイヤメーカー間での競争が行われた形跡は無い。性能や販売価格、各社が提案する振興策等によって選ばれたという話であればユーザーは納得することができる。しかしメーカーやインポーター間の競争を意図的に作らず、非実在のタイヤで行われる選定、そして協力体制を取るべき他メーカーへ不利な条件を押し付けるやり方では、好感を持つことは難しい。

今回の噂通りになった場合の各カテゴリー指定タイヤは以下のようになるだろう。

クラス名年齢2021年のタイヤ2023年のタイヤ
TRYカデット小学2年以上YH SLJYH SL83
カデットオープン小学2年以上YH SLJYH SL83
TIAジュニア小4~中学生DL SLFDDL SLFD
TIA小学6年以上DL SLFDDL SLFD
SSジュニア小4~中学生DL SLFDYH SL83
SS小学6年以上BS SL17DL New
レディス小学6年以上BS SL17DL New
スーパーSS30歳以上BS SL17DL New
SSレジェンド45歳以上DL SLFDDL SLFD
155(仮称)25歳以上BS SL17DL New
MZカデット小学2年以上YH SLJYH SL83
MZシニア小学6年以上DL SLFDDL SLFD
※155クラスは2022年より適用

SLレースの未来や如何に

専売オイル同様のYAMAHAの売上を伸ばすための単純な手段

この令和の時代に不透明かつ不公平な結果を生む方法でワンメイクタイヤを決めるというのも驚くべきことだが、現状衰退の道を歩んでいる業界でこのような手段を取ることに、レーシングカートファンの一人として筆者は強い不安を覚えている。それをするのが国内トップシェアエンジンメーカーのYAMAHAであるということが、ただ寂しい。

確かにこれまで国産のタイヤメーカーやエンジンメーカーは保護される立場にあった。どちらかといえば彼らを守るためのレギュレーションが制定されてきたと言ってもいいだろう。一定の競技人口がいる時代ならそれでも良かったかもしれない。しかし市場の衰退が叫ばれる昨今、彼らが真に行うべきはパイを増やすためのプロモーションや敷居の引き下げであり、MOJOやMAXXISなどの海外製タイヤが入ってきている現在ではなおさら目先の利益を奪い合っている場合ではない。そもそもYAMAHAは彼らの販売するエンジンやパーツの売上を伸ばすためにSLレースを行っているわけであって、タイヤを売るのは本来のビジネスではないはず。

SLレースがYAMAHA専売モデルの指定タイヤになるということは、それすなわちタイヤの売上の何割かをヤマハモーターパワープロダクツ株式会社(※KT100シリーズの製造販売会社)が手にするということである。これは今シーズンから始まったSLレースの指定エンジンオイル化と全く同じ利益構造であり、既得権を利用して自社の売上に増やす手段である。これは同時にYOKOHAMAや他の海外タイヤが手にすることができたかもしれない市場を無条件で奪っているため、最悪の場合、他社のカートタイヤ撤退を引き起こしかねない。仮に専売タイヤを作るとしても、今回DUNLOPと手を組む(であろう)ことも単純に現時点で関係が深いだけであって、彼らにとっては相手がYOKOHAMAでも海外タイヤでも本当は良かったはず。

ユーザーへのメリットや還元は?

筆者ですら2CRを使いたいがために例のオイルを購入したことがあるぐらいなので、専売オイルによるヤマハモーターパワープロダクツ株式会社の売上増は多かれ少なかれ存在する。しかしその利益が我々ユーザーに還元された場面を現時点で確認できていない。単純に自らに利益誘導するやり方に未来はあるのか?主要クラスのタイヤで集めた利益はユーザーにどう還元されるのか?これで専売タイヤが実売価格で1セット1万円台と欧州並に安価になり、耐久性も高くグリップ力も満足のいくレベルであるというのであればユーザーにとってのメリットは大きく、新規参入者の増加も十分に考えられる。しかし、十中八九そのようなことにはならない。現在SLFDはそれなりの価格で販売されているし、SLFD指定カテゴリーの振興に向け何かをやっている様子も無く、実際参加台数は多くない。ここ最近はレースの賞品でYAMAHAのステッカーすら見た覚えが無い。

確かにSLレースはYAMAHAのカテゴリーなのでこのような決定方法が認められるだろう。しかし現在JAF戦でも3部門(FP-Jr Cadets・FP-Jr・FP-3)も持っているのに、他社に比べてシリーズの振興策に明らかに力を入れていないYAMAHAが安易に既得権益を貪ることを素直に受け入れても良いのだろうか?これはSLレース崩壊へまた一歩踏み込んだのではないか?KT100SEC一本化の件も、例えばスーパーSSだけは最低重量を5kg引き上げつつ、BRIDGESTONE SL17よりもグリップ力に勝るYOKOHAMA SL07を指定タイヤとすることで操縦安定性やスピードを維持するといった方法もあったはずだが、現状そのような対策でカテゴリーの魅力を維持しようとするつもりはない様子。こうなるとSLレースの盛り上がる未来が見えないため、脱SLレースの動きは加速するだろう。

確かにカート部門はYAMAHAグループの中では売上が少なく、生き残りに必死なのかもしれない。しかし日本国内でレーシングカートを始めようと思った時、最初のエンジンはほぼYAMAHA KT100SECが選ばれる、それほどの圧倒的な立ち位置にいる業界のリーダーとして、このやり方は認められるべきではない。そこまでしなければ生き残れないほど追い込まれているのであれば、なおさら何故協力すべき他社を排斥するような動きを見せるのか?

おそらく本件については年末年始あたりに正式な発表があるだろう。本当に今回の噂通りになった時、SLレースにはどのような未来が待っているのか。

Tags: BRIDGESTONEDUNLOPYOKOHAMASLレースSLOYAMAHA
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藤松 楽久

藤松 楽久

Paddock Gate 編集長。2010年に全日本カート選手権Super KF部門に出場。レーシングカートをもっと盛り上げるべく、マニアックな視点から情報を発信していきます。

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